「3つの質問」を部下に繰り出すだけというシンプルなマネジメント手法を紹介している。問いかけることで、上司の意図を伝え、部下に問題を考えさせることで育成する。名経営者も質問という手法で、人を育てている。場面に応じた質問の仕方などが書かれており、すぐに使える内容になっている。
マネジメント・バイ・クエスチョン(MBQ)とは、質問を使って組織のマネジメントを促進し、自律的に成果が出せる組織をつくる手法である。
そのやり方は簡単で、以下の3つの質問を繰り返すのみである。
①問題を把握して、解決の端緒を見つけるための質問
②問題の本質や解決の方向性を導き出すための質問
③解決や実現に向けて一歩踏み出すための質問
質問をすることで、上司の意図を伝え、部下に考えさせることで育成を行うことができる。
著者 堀 公俊
1960年生まれ。堀公俊事務所代表 組織コンサルタント、日本ファシリテーション協会フェロー 大手精密機器メーカーにて経営企画やマーケティングに従事した後、1995年より組織開発、教育、まちづくり、市民活動など、多彩な分野でファシリテーション活動を展開。 2003年に有志とともに「日本ファシリテーション協会」を設立し、初代会長に就任。関西大学や法政大学で非常勤講師を務める。現在は、講演や執筆活動を通じてファシリテーションの普及・啓発に尽力している。
TOPPOINT |
週刊 ダイヤモンド 2011年 10/15号 [雑誌] ブックファースト ルミネ川越店 店長 金子 剛士 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 MBQでマネジメントの効率を高める | p.13 | 26分 | |
第2章 「3つの質問」で部下を成果に導く | p.54 | 35分 | |
第3章 質問力を高める実践テクニック | p.109 | 19分 | |
第4章 プレイングマネジメントを進化させよう | p.139 | 12分 | |
第5章 チームの問題児を質問で舵取りする | p.157 | 31分 | |
第6章 躍動感あふれる高業績チームを目指して | p.205 | 16分 | |
おわりに | p.230 | 3分 |