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2011/09/14更新

「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない (朝日新書)

0分

2P

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怒りのメカニズム

「怒り」は次の3段階によって起こる。

①出来事との遭遇:何らかの出来事を目にする、何かを言われる
②出来事の意味付け:出来事に対して、自分の価値観や考え方を基に意味付けする
③「怒り」の感情発生:出来事に対して「許せない」と意味付ける

出来事そのものは、人を怒らせる訳ではない。「出来事の意味付け」によって、人は怒る。「意味付け」において重要になるのは、「心のメガネ」のようなものである。つまり、自分の常識や考え方によって、怒りを感じるかどうかが変わる。
心のメガネには、良い悪いはないが、適切でないメガネもあるため、その歪みは直していかなければならない。

怒りのマネジメント術

怒りをマネジメント方法には「対症療法」と「体質改善」の2通りがある。

①対症療法

・怒りを10段階で採点する。
レベルが低いと「こんなことで怒っても仕方がない」と我に返ることができ、採点することで意識が目の前の怒りに行かず、収まっていく。

・怒りを感じた時のための「魔法の言葉」を用意する。
「明日には忘れているから」「たいしたことない」などの言葉を自分にかけることで、心が軽くなる。

・別の思考でいっぱいにする。
手間のかかる計算など、別の事を考えることで怒りの感情を遅らせたり、ストップさせる。

②体質改善

・怒りを記録して、分析する。
怒りの記録を振り返って「こんな小さなことで怒っていたのか」「似たようなことで繰り返し怒っているな」といったことを知る。

・怒りのパターンを知り、行動を変える。
怒りのパターンを見つけたら、それを書き出す。そのパターンと同じ状況が来たら、別の行動をとってみる。