もっと楽しく生きられる習慣
④「おいしいもの」は最後にとっておく
ある行動に関する、人間の印象(嬉しさ、もしくは不快さに関する記憶)は「その行動のピークにどう感じたか」「その行動のエンドにどう感じたか」という2つの要因で決まる。従って、同じ事を行う場合でも「楽しいこと」を最後に持ってきた方が印象がより良くなる。
⑤自分の「思い込み」に反論する
学校の成績、営業実績、スポーツの戦績、選挙の得票率、寿命など、これらすべての面で、悲観主義者よりも楽観主義者の方が良い結果を残す。悲観的な物の見方を変える方法として、「困った状況」を書き出し、その時の思いに対して反論していく。「確かな根拠はあるか?」「別の考え方はできないか?」「それは本当に意味があるか?」「その考え方は有効か?」などの観点から反論材料を考える。
⑥気持ちの「ゆがみ」に気付く
憂鬱な気分を改善する有効な方法として、ノートに落ち込んでいる今の気持ちを記入し、その思考の中に「認知のゆがみ」がないかを検証する。例えば「オールorナッシング思考」「過剰な一般化」「拡大解釈」「レッテル貼り」などのゆがみによって、事実をねじ曲げて勝手に悲観的になっていないかを点検する。ゆがみに気付いたら、より合理的な考え方を書き込む。
悩みや迷いがなくなる習慣
①「必勝パターン」を思い出す
絶望的な状況から抜け出すためには、まず「ひと呼吸おいて自分の感情を見つめてみる。次にその感情を受け止める。最後に、過去の「成功体験」を思い出し、今回も応用できないかを考える。
②あえて「最悪の事態」を想像する
まず状況を分析して、その失敗の結果、起こりうる「最悪の事態」を予測する。最悪の事態を想定したら、やむを得ない場合はその結果に従う「覚悟」をする。これを転機として、最悪の事態を少しでも好転させるように、冷静に自分の時間とエネルギーを集中させる。
③「起きたら解決している」と信じて寝る
問題が解決した時の事を想像して、その喜びを感じる。そして、その喜びに浸ったまま、眠りについてしまう。目が覚めた時に答えが思い浮かぶ。
④もう1人の自分にヒントをもらう
何かに困ったら、もう1人の自分に助けを求める。自分の内なる声、直感、深い洞察、第六感。何か悩んでいる時には、寝る前に「ワイズセルフ(賢明なる自己)」に指導を求めてから眠りにつく。すると夜中や朝にふっと浮かんだアイデアが答えになる。
⑤「頼れる老人」をイメージして、思いを打ち明ける
運のいい人は直感と本能を信じて正しい決断をする。直感や本能の「声」を聞くようにするには、身の回りにいる「頼れる人」を思い出して、その人を思い描く。