『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などを手掛ける編集者が、これからのコミュニティの作り方を論考している一冊。
現代の孤独を癒すには、新しい形のコミュニティが必要だとし、その作り方について紹介されています。
■We are lonely, but not alone.
孤独は、周りに人がいるかどうかではない。心のつながりの問題だ。たくさんの人間に囲まれていても、lonelyになる。どうすれば、not aloneになれるのか。
太古から人は、コミュニティを作って生きていた。生きていくのに、コミュニティが重要というのは自明のようだ。しかし、今はコミュニティのあり方が、劇的に変化しようとしている。コミュニティについて考える時、「安心」と「自由」の2つがキーワードとなる。人間は、この2つを欲しがる。しかし、この2つは決して、同時には手に入れられない。安心を得ようとすると、自由が失われるし、自由を得ようとすると、安心を失う。
インターネットによって孤独感が深まるから、コミュニティが必要なのではない。既存のコミュニティが、現代に対応できなくなってきているから、コミュニティをアップデートしなくてはいけないのだ。そのために、無意識に行っていた慣習や迷信の意味を言語化して、設計し直さなければいけない時がきている。
著者 佐渡島 庸平
1979年生まれ。コルク代表取締役社長 編集者。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社。「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。 2003年に立ち上げた三田紀房『ドラゴン桜』は600万部のセールスを記録。小山宙哉『宇宙兄弟』も累計1600万部超のメガヒットに育て上げ、TVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。 2012年、講談社を退社し作家エージェント会社、コルクを創業。 従来のビジネスモデルが崩壊している中で、コミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰。
![]() 土井 英司 |
![]() 紀伊国屋書店 和書販売促進部 課長代理 池松 美智子 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.2 | 2分 | ![]() |
第1章 現代の孤独とコミュニティ | p.10 | 27分 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
第2章 持続可能な経済圏としてのコミュニティ | p.68 | 35分 | ![]() ![]() ![]() |
第3章 安全・安心とは何か? | p.142 | 35分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
第4章 コミュニティを編集する | p.216 | 18分 | ![]() ![]() ![]() |
おわりに | p.254 | 3分 | ![]() ![]() ![]() |
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