組織カルチャーを変革することが、成果を上げるために最も大切なことである。社員1人1人が主体的に責任感を持って行動する組織をどのように作ればよいかを紹介している一冊。
■アカウンタビリティ・カルチャーを築け
組織と組織に属する個人の両方がアカウンタビリティ、つまり「組織の成果達成を目指して主体的に動く力」を強化すれば、社の業績にも社員の士気にも目覚ましい効果がある。
大抵の組織で「アカウンタビリティ」と言えば、問題が起こった時に社員の身に降りかかる事態を指す。この種のアカウンタビリティには何の効果もない。本当の意味でのアカウンタビリティには、現状を改善し、組織の成果達成を後押しする効果がある。アカウンタビリティは、ミスや失敗に対するペナルティではない。個人や組織の成功の土台となるものだ。
リーダーが組織を変革したいなら、社員がアカウンタビリティを持てる組織カルチャーの構築に最大の力を注ぐべきだ。アカウンタビリティのある環境では、どの社員も変革の推進を自分の役割として受け止め、自分と組織の真の成長を目指すようになる。
■中核となる法則
・理想的なカルチャーの構築はリーダーの仕事だ
・カルチャーが成果を生む
・アカウンタビリティ・カルチャーは最も効果の高いカルチャーである
・アカウンタビリティ・カルチャーへの移行を加速し、競争優位をもたらすモデルが「成果ピラミッド」である
著者 トム・スミス
パートナーズ・イン・リーダーシップ 共同創業者 同社は世界各地で「アカウンタビリティ・トレーニング」を提供している。クライアント各社は、同社の研修プログラム「The Three Tracks to Creating Greater Accountability: Self, Culture and Others(アカウンタビリ ティ強化へと通じる3本のトラック――自分・カルチャー・同僚)」を活用して、組織 にとって重要な結果を達成している。
著者 ロジャー・コナーズパートナーズ・イン・リーダーシップ 共同創業者 同社は世界各地で「アカウンタビリティ・トレーニング」を提供している。クライアント各社は、同社の研修プログラム「The Three Tracks to Creating Greater Accountability: Self, Culture and Others(アカウンタビリ ティ強化へと通じる3本のトラック――自分・カルチャー・同僚)」を活用して、組織 にとって重要な結果を達成している。
帯 ケアフュージョン社会長兼CEO デイヴ・シュロッターベック |
帯2 シネコーLLC社副会長 フレッド・マッコイ |
帯3 シムテック社社長兼CEO ハロルド・A・ブロムクイスト |
帯4 プリコー社人材担当副社長 リン・タカキ |
帯5 オーロラ・ヘルス・ケア社「患者主体のケア」担当ディレクター サリー・ターナー |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 3分 | |
1章 アカウンタビリティ・カルチャーを築く | p.17 | 20分 | |
2章 道しるべとなる「成果」を設定する | p.52 | 19分 | |
3章 成果を出す「行動」をとる | p.85 | 17分 | |
4章 正しい行動の原動力となる | p.115 | 21分 | |
5章 正しい信念をはぐくむ「経験」を提供する | p.151 | 20分 | |
6章 カルチャー・アラインメントを達成して進歩を加速する | p.187 | 19分 | |
7章 3つのカルチャーマネジメント・ツールを使いこなす | p.220 | 22分 | |
8章 3つのカルチャー変革 | p.257 | 20分 | |
9章 カルチャー変革を組織に組み込む | p.292 | 20分 | |
10章 全社を変革に巻きこむ | p.326 | 20分 | |
おわりに | p.362 | 2分 |