人間は、生物として時間に影響を受ける。認知能力、感情、行動、これらすべてがタイミング次第である。
人はいかにタイミングをコントロールすべきかを科学的な知見から解き明かす一冊。
■時間帯が人の感情や認知能力に影響する
ほぼすべての生物に体内時計がある。この体内時計は、生物が適正に機能するために重要な役割を果たしている。体内時計は、全生物の日々のバックビートを定める「概日リズム」を統率している。体温をコントロールし、ホルモンを調節し、夜眠りについて朝目覚めるというリズムを生み出すのに役立っている。
これは、感情や行動にも影響を及ぼす。人々の覚醒中には驚くほど一貫性のあるパターンが存在する。ポジティブな気分は午前中に高まり、午後に落ち込み、夕方に再び高まる。私たちの気分は決まったパターンを繰り返す。研究の結果、時間帯が知力に及ぼす影響には、3つの結論が言える。
①人間の認知能力は、1日中同じ状態ではない
②この日々の変動は予想以上に大きい
③パフォーマンスには、その作業の内容が関係する
著者 ダニエル・ピンク
1964年生まれ。作家 ビル・クリントン政権下のロバート・ライシュの補佐官を経て、1995年から1997年までアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めた。 その後、フリーエージェントを宣言して、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの記事や論文を執筆している。
![]() 三省堂書店有楽町店主任 岡崎 史子 |
![]() 土井 英司 |
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 5分 | ![]() |
第1章 日常生活―朝・昼・晩と完璧なタイミング | p.18 | 32分 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
第2章 休む力ー休憩・ランチ・昼寝とパフォーマンスの関係 | p.64 | 31分 | ![]() ![]() ![]() |
第3章 開始ー正しいスタート・再スタート・同時スタートの科学 | p.110 | 24分 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
第4章 中間地点ー中だるみと中年の危機の科学 | p.145 | 24分 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
第5章 終了ーラストスパートとハッピーエンドの科学 | p.180 | 26分 | ![]() ![]() ![]() |
第6章 ファスト&スローー息の合ったグループの秘密 | p.220 | 28分 | ![]() ![]() ![]() |
第7章 時制で考えることについて | p.261 | 8分 | ![]() ![]() |
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