豆腐の移動販売事業をフランチャイズ化して、売上100億円の企業にした著者が、フランチャイズビジネスのつくり方を解説している一冊。中小企業でも個人事業主でも、フランチャイズビジネスは簡単につくることができ、事業を拡大するための1つの手段だと説きます。
■事業のコピペとは
フランチャイズ本部の運営は、特別な才能、運がなくても、事業を拡大させることのできる手段である。既に起業している人であれば、その半数以上の人は、フランチャイズ本部の運営により事業を拡大できる可能性が高い。
「事業のコピペ(コピー&ペースト)」とは、まずは黒字の事業を創出し、フランチャイズ本部を構築してマニュアルやユニホームなど統一できるものを統一していき、見た目にはどれも同じ店舗(=加盟店)を増やしていくことを意味する。
フランチャイズ本部で売るものは、モノやサービスではない。売るのは「ビジネスの仕組み」である。ビジネスの仕組みを買いたい加盟店オーナーと契約を結ぶたびに、営業所が1つ開設されていく。そして会社の事業規模も大きくなっていく。
フランチャイズとは「ビジネスの仕組み」を売るビジネスのこと。フランチャイズ本部運営は、モノやサービスを売るのではない。ビジネスの仕組みを、事業を始めたい人や企業に売る。そうすることで事業がコピペされていき、事業の拡大が進んでいく。
著者 宮嵜 太郎
1980年生まれ。V&M パートナーズ 代表 豆吉郎(現・西日本新聞社グループ)創業者 高校中退後、京都の造園会社に入社、3年間の丁稚奉公を勤め上げる。営業経験を積むために東京の訪問営業会社に転職。その後、5社の新会社設立と約12の新規事業を手掛けるが経験不足などで多くの失敗を経験。 2005年、食品の移動販売会社「豆吉郎」を創業。西日本を中心に、フランチャイズモデルにて25営業所、移動販売車両125台を展開。全国最大の移動販売組織を構築、運営。 2017年 西日本新聞社に全株式を売却。2018年 東京都内のベンチャーキャピタルに参画。2019年 V&M パートナーズ株式会社設立。次代の経営者育成に取り組む。
帯 インターステラテクノロジズ創業者 堀江 貴文 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 8分 | |
プロローグフランチャイズ本部運営の基礎知識 | p.25 | 19分 | |
第1章【マスターの章】誰でも黒字にできる事業をつくろう | p.65 | 17分 | |
第2章【コピーの章】フランチャイズ本部をつくろう | p.101 | 12分 | |
第3章【ペーストの章】加盟店を増やして事業を拡大しよう | p.127 | 9分 | |
第4章起業・事業拡大に関するリアルQ&A | p.145 | 17分 | |
おわりに | p.180 | 1分 |