1人あたり年間所得3000ドル未満の人々をターゲットにした市場をBOP(Base Of Pyramid)と呼ぶ。BOP層は地球上に40億人存在する巨大な市場である。
海外企業のBOPビジネスの取り組みを紹介し、BOP市場を攻略するにはどうすれば良いかを解説する。

BOP(Base Of Pyramid)とは、1人あたり年間所得3000ドル未満の人々をターゲットにした市場である。BOP層は地球上に40億人存在する。一見人々の暮らしは悲惨に見えるが、消費意欲は旺盛であり、十分にビジネスが成立する市場である。
BOPを攻略するには、①フィールドスタディ、②ローカライズ、③NGO、NPOとの連携、④販売スキームのプロデュース、⑤体験型プロモーションが重要である。

著者 小林 慎和

野村総合研究所上級コンサルタント ビジネス・ブレークスルー大学准教授 ＮＰＯ法人ガイア・イニシアティブ 在学中に摂南大学工学部にて非常勤講師を２年。卒業後、野村総合研究所入社。 入社後は、情報サービス事業者、ウェブビジネス事業者、エレクトロニクス事業者に対して、成長戦略立案、新規事業立ち上げ、営業改革、組織改革、人材育成などのコンサルティングプロジェクトに従事

野村総合研究所副主任コンサルタント 2006年に野村総合研究所へ入社。入社後は、情報、通信、電機、機械系の企業に対して、各種コンサルテーションを提供。特に、新興国展開をテーマに企業の事業推進を支援していく中、ＢＯＰビジネス推進プロジェクトに参画。

野村総合研究所副主任コンサルタント 2006年に野村総合研究所入社。入社後は、ＢＯＰビジネスに加え、放送・メディア業界を専門としてコンサルティング業務、講演、寄稿に取り組んでいる。