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2011/08/07更新

ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)

168分

8P

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ウィキリークスやフェイスブック革命を学ぶための本

「パノプティコン」とは「全展望監視システム」と訳され、18世紀の英国思想家ベンサムによって考案された監獄の設計案のこと。
ウィキリークスやフェイスブック革命による一連の騒動は、このパノプティコンのようである。ただ、構図は逆で、看守塔にいるのは政府ではなく市民である。
ウィキリークスやフェイスブックの登場は、政府活動の陰の部分を含めたあらゆる情報を明らかにし、勇気ある市民が声を結集し、命をかけた政治行動を起こすための強力な武器を市民に与えている。
看守塔にいるのは市民であり、監視されるのは政府であるという「逆パノプティコン社会」が到来している。
この本では、ウィキリークスやファイスブック革命の説明や分析を通じて、「逆パノプティコン社会」を論じている。

超短要約

ウィキリークスの登場により、情報を独占し隠蔽することで作り上げられた権威は、政府であれ、企業、宗教組織であれ、内部告発という倫理的には評価が分かれる手段を通じて、機密が暴かれ崩壊する可能性がある。
また、北アフリカでの一連の反政府運動によって、フェイスブックは実名主義を基軸とした仮想空間でのリアルなコミュニケーションを通じて、コミュニティが有機的に形成され、実際の行動につながっていく可能性を示した。
ウィキリークスが実現する「完全透明化社会」、フェイスブックが実現する「ゲリラ的な市民運動」、この流れはもはや誰にも止められない。

著者 ジョン・キム

1973年生まれ。應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授 韓国生まれで、日本に国費留学。2004年より慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授、2009年より現職。 元ハーバード大学法科大学院客員教授。2011年3月までハーバード大学インターネット社会研究所で在外研究。 フジテレビ「BSプライムニュース」ブレインキャスター 内閣官房、経済産業省、総務省、文化庁等の政府委員会の民間委員歴任 韓国Naver社諮問委員、情報通信学会理事、コンテンツ学会事務局長

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 6分
第1章 ウィキリークス誕生 p.23 13分
第2章 ウィキリークスと外交 p.47 32分
第3章 サイバー戦争の勃発 p.105 9分
第4章 ウィキリークスとジャーナリズム p.121 21分
第5章 ウィキリークスと企業 p.159 6分
第6章 ウィキリークスの未来 p.169 6分
第7章 フェイスブック革命 p.179 30分
結びに変えて 逆パノプティコン社会の到来 p.232 2分

キーワード

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