「インバスケット」は、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングツールである。制限時間内に架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の処理を行うビジネスゲームである。多くの大手企業が、管理職の教育や選抜用のテストとして利用している。
本書では、洋菓子店の店長に抜擢されたばかりの23歳女性になりきり、20の案件を60分で処理するという問題を解きながら、インバスケット思考を学ぶ。
インバスケットでは、解決策や意思決定のプロセスまで評価する。
そのプロセスは次の通りである。
問題発見→問題分析→情報収集→対策立案→関係者への報・連・相→判断
まず問題を発見し、案件の優先順位をつける。情報を集め、対策を練り、根回しを行う。
著者 鳥原隆志
1972年生まれ。株式会社インバスケット研究所 代表取締役 ダイエーにて精肉や家具、ワインなどさまざまな販売部門を経験し、スーパーバイザー(店舗指導員)として店舗指導や問題解決業務に従事。 昇進試験時にインバスケットに出合い、研究とトレーニングを開始する。 その経験と問題解決スキルを活かし、株式会社インバスケット研究所を設立。法人向けのインバスケット教材開発と導入をサポートする、日本で唯一のインバスケット・コンサルタントとして活動中。
日経ビジネス 2011年 10/3号 [雑誌] 三省堂書店 神保町本店 ビジネス書担当 竹内 蓉子 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2012年 01月号 [雑誌] ホッピービバレッジ 社長 石渡 美奈 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 7/2号 [雑誌] ブックファースト 仕入企画担当 平井 直子 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 8/16号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.1 | 4分 | |
序章 インバスケット思考とは | p.17 | 27分 | |
実戦問題 みあの「はじめてのインバスケット」 | p.59 | 17分 | |
第1案件 「急に行けなくなりました」 | p.86 | 8分 | |
第2案件 「お客様が喜ぶことをしただけなのに・・・」 | p.98 | 5分 | |
第3案件 「え?あなたが店長・・・?」 | p.106 | 6分 | |
第4案件 「ライバル店出現?」 | p.116 | 6分 | |
第5案件 「不公平です!!」 | p.126 | 5分 | |
第6案件 「重要?緊急?掃除道具の発注」 | p.134 | 6分 | |
第7案件 「あの、実は・・・なんでもないです」 | p.144 | 4分 | |
第8案件 「どうなっているの?あなたのお店!!」 | p.150 | 8分 | |
第9案件 「本社指定商品が売れない」 | p.162 | 5分 | |
第10案件 「私、お休みいりません」 | p.170 | 6分 | |
第11案件 「見ちゃいました。お店の商品を持って帰るの」 | p.180 | 5分 | |
第12案件 「私の場所よ!」 | p.188 | 8分 | |
第13案件 「私に任せてください」 | p.200 | 5分 | |
第14案件 「すぐに報告せよ!!」 | p.208 | 9分 | |
第15案件 「夜間工事します」 | p.222 | 4分 | |
第16案件 「娘を辞めさせます。だって経営不振でしょ」 | p.228 | 5分 | |
第17案件 「予算がないから仕方ない」 | p.236 | 5分 | |
第18案件 「店長、トナカイはどうでしょう?」 | p.244 | 5分 | |
第19案件 「早く引き取ってください」 | p.252 | 4分 | |
第20案件 「ケーキが・・・ケーキが・・・」 | p.258 | 6分 | |
エピローグ ケーキのたま、その後 | p.268 | 12分 | |
終章 さらなる可能性を秘めたインバスケット | p.287 | 8分 | |
おわりに 「インバスケット思考は永遠の財産である」 | p.300 | 2分 |