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アイデアを生み出す方法

いいアイデアは、斬新な最先端のアイデアではない。誰かに言ってみた時「それは私もそう思っていた」と思われるのがいいアイデアである。誰も考えつかなかったことを求めて唸るより、実はみんな薄々気付いていたけれど、まだ言葉にならず眠っていたものを呼び起こした方が良い。

その前段階としてアイデアを眠らせておくには、気になるものをたくさん集めて 貯めておく必要がある。今は使わないけれど、とりあえず冷凍保存のような感じで自分の中に貯め込む。そうすればいずれ、たまたま冷凍していた豚肉と冷凍野菜を組み合わせて、新しい野菜炒めができるように、ひらめきが生まれるかもしれない。

因数分解で良い企画かを判断する

ab ×(x+y+z)= abx+aby+abz

a:情熱、基本テーマ
b:「ちょっと冒険」要素
xyz:その他、工夫できる切り口

aが一番大切。そのためには怒りや不満から何かアイデアが浮かばないか考えてみる。xyzなどの要素は、たくさん思いついたもの勝ち。

そして、「やってみないとわからないこと」を20%ぐらい盛り込み、わざと不確定要素を少し入れるのが、企画を面白くするコツである。冒険的要素には、次の2点を入れる。

①次の時代をちょっと予感させること
②なんとなく不安な要素

ムダがアイデアになる

アイデアが豊富な人は、怒りや嫉妬からくる疑問を常にたくさん持っている。納得できないから「何でそうなるんですか?」と思う。現状に疑問を持つと、様々なことが不思議に思えてくる。「どうして牛乳はペットボトルに入っていないのか」「卵のパックはなぜ偶数個入りなのか」とか疑問を持ち、それを解消するためにアイデアが生まれてくる。

燃える闘争心を持つ人たちは、ものすごくたくさんのムダな弾を撃っている。100発100中はあり得ない。99発はそれる。でも1発当たれば、すべて取り返せる。アイデアの的中率を上げようとするのではなく、99発の失敗を恐れないことが大切である。

ムダの中から一流が生まれる。アイデアを取り込むためには、たくさんのムダをすることである。「役に立つか立たないか」で判断しないことが重要である。

マーケティングから企画は生まれない

街ゆく人に「何が欲しいですか」と聞いても、誰だってまだ見たことがないものは「欲しい」と言えない。人々が何を不満に思っているか。何が足りないと思っているか。そこをイマジネーションする力のほうが大切である。

アイデアを生み出すためのポイント

・サブカルチャーとして埋もれているものに光をあてる
・マイナーなところから光るものを発見する
・アイデアは、とりあえず言ってみる
・今、旬なものに群がらない