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2012/02/01更新

イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

399分

10P

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『イノベーションのジレンマ』の続編。

名著『イノベーションのジレンマ』の続編

前作では破壊的な技術革新を受けて優位を脅かされる側の企業に置いていた視点を、今回はその技術革新で新事業を構築し、優位企業を打ち負かそうとする側に置いている。

超短要約

本書では、新事業を予測通りに発展させる立場にあるマネージャーに指針を与えることに照準を絞っている。
成長事業を破壊的な事業として形成するためには、重要なプロセスや意思決定を全て、破壊的イノベーションの状況に合わせて調整する必要がある。
成長を生み出すために、あらゆるマネージャーは以下の9つの意思決定を下さなくてはならない。
①どうすれば最強の競合企業を打ち負かすことができるか。どのような戦略を取れば競合企業に滅ぼされ、また逆にどのような行動指針に従えば優位に立てるか。
②どのような製品開発をすべきか。顧客は従来製品に対する、どのような改良に喜んで割り増し価格を払い、どのような改良には関心を払わないのか。
③利益ある事業を築く上で、最も発展性のある基盤となるのは、どのような初期顧客か。
④製品設計、生産、販売、流通に必要な活動のうち、どれを社内で行い、どれを提携先や下請けに任せるべきか。
⑤どのようにすれば魅力ある利益の源泉である、強力な競争優位を確実に維持できるか。コモディティ化の前兆を捉えるには、どうすればよいか。魅力ある利益を維持するためには、何をすればよいか。
⑥新規事業にとって最適な組織構造とは何か。どのような組織部門やマネージャーに、新事業の成功を導く責任を任せるべきか。
⑦必勝戦略の細部を正しく詰めるには、どうすればよいか。柔軟性が重要なのはどんなときで、柔軟であるが故に失敗するのはどんなときか。
⑧誰の投資資金が成功を促し、誰の資金が命取りになるか。各発展段階で、最も役に立つ資金源はどれか。
⑨事業の成長を維持させるために、上級役員はどのような役割を果たさなくてはならないか。上級役員は新成長事業の運営を誰に任せるべきか。

新たな破壊的成長事業の構築を監督するマネージャーは、才気あふれる戦略家である必要は無い。状況に基づいた最適な理論さえ使えれば良いのである。

著者 クレイトン・クリステンセン

1952年生まれ。ハーバード・ビジネス・スクール教授 ボストンコンサルティンググループで活躍後、ホワイトハウスフェローとして運輸長官などの補佐を務める。 1984年に、セラミックス・プロセス・システムズ・コーポレーションというベンチャー企業を起業し、社長・会長を歴任。その後、現職。

著者 マイケル・レイナー

総合コンサルティング会社デロイトのシンクタンク部門、デロイト・リサーチ社ディレクター 電気通信、メディア、コンピュータ・ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、金融サービス、エネルギー、ヘルスケアなどの産業分野においてコンサルティングを行う。また、カナダ・オンタリオ州ロンドン市のリチャード・アイヴィー・ビジネススクール教授として、MBAおよび管理者教育プログラムで教鞭を執る。 主な関心分野はイノベーションと企業戦略。イノベーションを通じて持続的に成功する方法や、不確実な競争環境で絶えず変化する需要に対処し開拓する方法について研究している。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
キャズムグループ代表 ジェフリー・ムーア
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
成長という至上命令 p.1 29分
最強の競合企業を打ち負かす方法 p.35 46分
顧客が求める製品とは p.89 31分
自社製品に取って最高の顧客とは p.125 24分
業務範囲を適切に定める p.153 24分
コモディティ化をいかにして回避するか p.181 29分
破壊的成長能力を持つ組織とは p.215 36分
戦略策定プロセスのマネジメント p.257 22分
良い金もあれば、悪い金もある p.283 31分
新成長の創出における上級役員の役割 p.319 19分
バトンタッチ p.341 14分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
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