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2012/03/13更新

限界集落の真実: 過疎の村は消えるか? (ちくま新書)

228分

6P

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過疎の村は消えるか?

過疎地域において高齢化が進み、いずれ消滅に至るとされる「限界集落」。
危機を煽る報道がなされているのが、それは果たして正しいのか?

限界集落と呼ばれる地域への調査から見えてきた実態を紹介しながら、日本の過疎問題について考える1冊。限界集落問題を家族の問題と捉え、都市と地方に住み分けを再考し、将来をどうすべきか提言する。

超短要約

限界集落の問題は、世代間の地域継承の問題と捉えるべきである。過疎問題の原因は、三世代が村落と都市、中央と地方の間で住み分けた結果である。人口バランスに生じる問題は、人口の移動か出生によって解消するしかない。

集落を家族の集合体として捉え、家族を集落に住む人達だけでなく、今はここに住んでいないが、時々帰ってきたり、将来帰ってくる可能性のある人々にまで広げ捉えていく。集落から他出した子供たちも村の一員である事を確かめさせ、村の将来を考える。

これまでのように行政発ではなく、集落が主体性を持って、問題に取り組む必要がある。

著者 山下 祐介

1969年生まれ。首都大学東京准教授 弘前大学准教授などを経て、首都大学東京准教授。専攻は地域社会学、環境社会学

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慶応義塾大学教授 小熊 英二

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 むらは消えるか―東日本大震災を経て p.9 6分
第1章 つくられた限界集落問題 p.19 14分
第2章 全国の過疎地域を歩く p.41 40分
第3章 世代間の地域住み分け―効率性か、安定性か p.103 26分
第4章 集落発の取り組み p.143 24分
第5章 変動する社会、適応する家族 p.181 26分
第6章 集落再生プログラム p.221 38分
あとがき p.280 3分

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山村環境社会学序説―現代山村の限界集落化と流域共同管理 山村環境社会学序説―現代山村の限界集落化と流域共同管理
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