今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2012/03/05更新

「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命

242分

4P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
アマゾン詳細ページへ

ソーシャルラーニングとは

現代は知るべきことや理解すべきことがあまりに多過ぎる。そこで「バーチャルの井戸端会議」こそが組織や会社の会議、教室といった枠を超えて人が集まり、アイデアを交換し、質問をする場所となる時代がやってきた。

職場での学びは、あらゆる企業にとって競争優位をもたらす重要な要件である。学びは教室の中だけでするものではない。実際の仕事の様々な場面で学ぶ。効果的で先進的な学びの場面を用意することは、経営の優先事項である。学びのツールの中でも、ソーシャルメディアは人々の働き方を変え、型にはまった研修を飛び越すことができるものである。

ソーシャルラーニングとは「他の数名と一緒に学ぶ」あるいは「他の数名から学ぶ」ことである。ソーシャルラーニングは、より多くの情報とより広い視野を与えてくれる。そして、他の人とのつながりを通してより良い決定を下せるようにする。

学びとは、コミュニティに参加する他の人を通して得られる。ネットワークに参加し、様々なトピックを共有することによって学びは導き出される。研修は世の中ですでに解決された問題に役に立つだけだが、コラボレーションはまだ未解決の問題に対するチャレンジと言える。

ソーシャルラーニングは、オンラインコミュニティやメディアの共有、マイクロシェアリング、コンテンツのコラボレーション、集中型の環境に活用できる。これらによって、大きな負担なしにアイデアを迅速に人に紹介する流れを作り、グループの人々が密接な相互作用を起こす。

オンラインコミュニティを取り入れる

企業がオンラインコミュニティを取り入れるにあたって、以下のアプローチが薦められる。

・まず社内向けにソーシャルメディアを取り入れ、内部でコミュニケーションの訓練をする。
・ソーシャルメディアを利用することで得られる利益を説く。
・組織のあらゆる人を歓迎する。
・従業員同士の信頼関係構築のため、業務関係だけの会話に固執しない。
・コミュニティに寄せられる批判や心配の声に耳を傾ける
・ガイドラインをつくる。
・組織内に何でも知っていて答えてくれる「チャンピョン」を生み出す。
・オープンに組織内の的確な意見や目指すものを探り、いろいろと組み合わせてみる。

その他のソーシャルラーニング

・メディア共有
社内の様子、会議、従業員等が作った音声や動画等を社内のサイトに投稿する。

・マイクロシェアリング
企業向けのツイッターサービスなどを利用する。

・コンテンツのコラボレーション
ウィキなどのツールを利用して、共同作業でコンテンツを作る。