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2012/05/29更新

体制維新――大阪都 (文春新書)

222分

4P

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大阪の成長戦略もこれですっきりわかる

大阪府知事に続き、大阪市長に就任し、大阪の改革に務める橋本徹氏が提案する大阪の体制改革案。低迷する日本の中でも、衰退が先行する大阪をどのように立て直すか、その課題と対策が述べられています。

日本の地方自治を考える上でも、ヒントになる1冊です。

■体制改革が必要
企業でも業績が悪化すると、まず人事をいじくる。販売の担当者や支店長を変えたり、評判の良いコンサルタントを雇ったりする。しかし、それで業績が回復するのは上り坂の時期だけである。世間全般が不景気で企業の体質が古びていれば、人を代えても良くならない。

二十年間、「下り坂」の続く日本も、人を替えても(政権交代)、仕方を変更(政策転換)しても良くならない。これを救う道は、体制(システム)を変えることである。

日本国全体を変えるためには、地方から先行例を創る、その一つの試みが橋本徹氏の「大阪都構想」である。下り坂の日本でも衰退を先行しているのが大阪であり、大阪都構想が推進できるかどうかは、日本の体制改革が実現するかの試金石となる。

超短要約

大阪都構想は、都市間競争に打ち勝ち、加えて二重行政解消のための行政改革によって財源を確保し、その上でどのような施策を実施するかは住民の意向によるというシステム作りである。

大阪都は行政機構の再構築、体制変更の話であり、仕組み作りそのものが目的ではない。この仕組みをフル稼働させて、大阪の景気を上げていこうというものである。

著者 橋下 徹

1969年生まれ。大阪維新の会代表、大阪市長 前大阪府知事。弁護士。 1994年、司法試験合格。1997年弁護士登録。1998年橋下綜合法律事務所開設。その後テレビ等でコメンテーターとして活躍。2008年大阪府知事就任 。2011年、自らが掲げる大阪都構想などの政策実現を目的として、任期を3ヶ月余り残して大阪府知事を辞職、任期満了に伴う大阪市長選挙に立候補し当選。

著者 堺屋 太一

1935年生まれ。作家、評論家 大学卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。1970年の日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。1978年退官、執筆・講演活動に入る。1998年から2000年まで経済企画庁長官。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 7分
第一章 大阪の衰退、日本の衰退 p.13 11分
第二章 なぜ「大阪都」が必要かー対談1 p.29 23分
第三章 改革と権力闘争ー都構想1 p.63 27分
第四章 「独裁」マネジメントの実相―都構想2 p.103 36分
第五章 「鉄のトライアングル」を打ち破れ―都構想3 p.157 48分
第六章 大阪から日本を変えよう―対談2 p.229 17分
おわりに p.255 2分

ユーザーのしおりメモ (1)

NS

橋下さんの言っている大阪都構想がよくわかります。
2011-11-22