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2012/03/19更新

ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる

267分

7P

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恐慌はふたたび返ってくる

映画にもなった『マネー・ボール』の著者が、様々な取材を通して「欧州から恐慌が再び返ってくる」というテーマで執筆したもの。

サブプライム市場の崩壊に賭け、財を成した男が、今は国家のデフォルトに多額のお金を賭けている話の他、アイスランドがなぜ金融に踊らされて、巨額の負債を負ったのか、債務問題に揺れるギリシャの実態などを紹介。

サブプライム危機は兆候であり、その原因となった社会・経済の問題は解決されていないと警鐘を鳴らす。

超短要約

■欧州危機を見通していた男

ヘッジファンド経営者のカイル・バスは、サブプライム・モーゲージ債市場が崩壊する方に巨額の賭け金を注ぎ込み、財産を築き上げた。一儲けし終えたバスが新たに夢中になったのは国家である。
カイル・バスによれば、金融危機は終わっていない。裕福な欧米諸国の十分な信用保証能力によって覆い隠されているだけだという。

2002年から先進国で経済成長と見えたものは、実はそもそも返済能力のなさそうな人々が借金することによって成り立った現象だった。バス達の試算によれば、世界中に広がる負債は、公共・民間合わせて2002年84兆ドルから195兆ドルに膨らんでいる。その信用のかなりの部分を供与してきた大手銀行は、危機に陥ると必ず救済措置を受けている。新たな危機を迎えると、銀行の債務は政府に転嫁されることになる。

サブプライム危機のもととなった根深い社会的・経済的な問題は解決されていない。投資家は政府が無リスクの存在だと考えるのを止め、政府にお金を貸す時は、以前より高い金利を要求するだろう。金利が上がった分、政府の債務はかさを増すことになる。ギリシャ、アイルランド、日本では、金利がほんの少し上がっただけで、国家予算がそっくり債務の金利支払いに費やされる事態に至ってしまう。

現在、我々が最も多くの金を破綻の側に賭けているのが、日本とフランスである。

著者 マイケル・ルイス

1960年生まれ。ノンフィクション作家 1985年ソロモン・ブラザーズに職を得る。ソロモンが住宅ローンの小口債券化を開発した時期に立ち会い、その債券を売ることになった。その数年の体験を書いた『ライアーズ・ポーカー』で作家デビュー。 著書に『マネー・ボール』『世紀の空売り』などがある。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 章 欧州危機を見通していた男 p.7 14分
第1章 漁師たちは投資銀行家になった p.23 36分
第2章 公務員が民間企業の三倍の給料をとる国 p.65 36分
第3章 アイルランド人は耐え忍ぶ p.107 41分
第4章 ドイツ人の秘密の本性 p.155 33分
第5章 あなたの中の内なるギリシャ p.193 37分

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