優秀なアルバイトを見極める方法
アルバイトに最低限必要なものは、素直な性格と責任感。この2つさえあれば、教える側が愛情をもって教育することで、大きく変わることができる。採用の際に注目すべきは、どのような家庭環境で育ってきたか、ということ。特に10代、20代の若者は、それまで育ててきてくれた両親に大きな影響を受けている。但し、直接両親について質問するのは法令違反になる可能性があるので避けること。面接では次の項目に注意する。
①名前
親がかわいいと思うからというような親の自己満足としか思えない当て字の名前には要注意。そのような場合には、名前の由来を質問し、知らない場合は減点する。
②親への気持ち
親の誕生日に毎年何かしているかを聞く。親孝行している若者は仕事に関しても真面目に取り組む。
③親の職業
親が小さな商売をやっている家庭の子供は、優秀なアルバイトスタッフになることが非常に多い。
④住まい
団地暮らしやアパートで暮らしてきた若者の方が我慢強く、コミュニケーション能力も高い傾向がある。
⑤好きな音楽
ビジュアル系バンドが好きな若者に優秀なスタッフが多い。何かに没頭できる若者は、その気持ちのベクトルが仕事に向いた時、大きな力を発揮する。
⑥メアド
携帯アドレスに彼氏彼女の名前が入っている若者は、非常に高い確率で無責任に辞めていく傾向がある。
⑦趣味
趣味がダンスの場合やボーカリスト、演劇経験者は、良い仕事をする傾向がある。
優秀なアルバイトを育てる方法
事細かく指示を出し、目的を共有するような少しうるさく感じる現場は、アルバイトにとって実は働きやすい。「細かい」指示は、緊張感を出すためにも大切。
①研修をする
研修は数回に分けて改めて顔を合わせる回数を重ね、じっくり接点を増やしていく方が、人間関係を構築しやすく効果的。研修の場では、より優秀な人材を見極めておく。チェックすべきポイントは「話を聞く姿勢」。
②教える立場から学ばせる
研修の内容次第では、アルバイトに講師を務めさせる。人はアウトプットにより成長する。但し、最初はできるだけ丁寧に教えること。
③責任を与える
まずは、今あるスタッフが負う責任をしっかり伝え続ける。その後、今まで社員にしかさせてなかった作業をあえて、スタッフに任せる。
アルバイトだけでもまわるマネジメント
アルバイトに責任をもって仕事をしてもらうには、しっかりした管理(サポート)が必要になる。
・マニュアルを作成し、それをチェックする仕組みをつくる
・マニュアルは、現場の声を生かし、バージョンアップさせていく
・会議でアルバイトと会社としての価値観を共有する
・シフト管理には厳しいルールを設け、甘えられない環境をつくる