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2012/10/23更新

ホンダ イノベーションの神髄――独創的な製品はこうつくる

228分

7P

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イノベーションを加速させる仕掛け

①A00
ホンダでは技術開発の前に、必ず「A00(本質的な目標、在りたい姿、夢)」を徹底的に考える。A00さえ見れば任務の本質が把握できる仕組みになっている。A00で最も重要なことは、何が本質なのかを腹の底で理解し、魂の発する言葉として表現できるまで、とことん問い詰めることである。

②ワイガヤ
三日三晩の合宿。社外で行われ、社員は一年間に平均で4回くらい参加している。参加人数は7〜8人が多く、新しい価値やコンセプトづくりがテーマとなる。このため、「ホンダは何のためにあるのか」「何が価値か」といった本質的な価値にまで立ち返って議論する。ワイガヤでは、役職や年齢、性別も関係なく、自由な議論を通じて本質を追究する。

③三現主義
三現主義とは「現場・現物・現実を知ることで、本質をつかむ」こと。本質は現実に根ざしている。理想と現実という2つの異なった視座を行き来しながら、「何を変えるか。本当にそれを変えることができるか」を問い続け、本質を追い求めていく。
イノベーションではコンセプトが重要になる。コンセプトとは「お客様の価値観に基づき、ユニークな視点で捉えたモノ事の本質」のこと。三現主義は、ワイガヤとは全く異なるフェーズからコンセプトを明確にする。

イノベーションを加速させる企業文化

①異質性と多様性
異質で多様な人材が集まるとイノベーションが成功しやすくなる。ホンダの人たちは、価値観や興味の対象がバラバラの方向を向いている。しかし、「三つの喜び」「人間尊重」という哲学の階層では、しっかり一致している。そのため、異質で多様な人材が自由に動けるという強さを発揮し得る。

異質や多様性を伸ばす仕掛けには、「あなたはどう思う」と繰り返し質問すること。何事も当事者として考えることで、「私は何がしたい」かが明確になる。

②ミニマムルール
イノベーションを目指す部門においてはルールの負の面の影響を受けやすい。その悪影響を排除するために、予算面や個別の開発計画などに関しては、細かなルールは不要である。プロジェクトをやると判断したからには、現場の判断を尊重し、予算の執行に関しても柔軟に対応しなければならない。

本質を追究し、コンセプトを明確化する

ホンダにおけるコンセプトとは「お客様の価値観に基づき、ユニークな視点で捉えたモノ事の本質」である。このユニークな視点は、絶対価値につながる。そして、最も重要なのが「モノ事の本質」である。

ホンダでは、本質を追究する際の手掛かりとして、三現主義やワイガヤなどの仕掛け、企業文化が機能している。本質をつかみ、それをコンセプトとして昇華させるには「面白いかどうか」を考えるとよい。