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2013/01/25更新

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」 (ブルーバックス)

154分

2P

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論理的な文章を書くための世界標準の技法

論理的な文章を書くための世界標準の技法であるパラグラフ・ライティングを紹介している本。欧米では、このパラグラフを使った論理的な文章の書き方を学校で、半年から1年間かけて学ぶという。

書籍の内容も論理的、かつ明確に書かれており、分かりやすい。文章力の向上に役立つ1冊。


■伝わる文章の3つの条件
①大事なポイントが30秒でわかる
読み手は、まず、その文章を読み進むべきか、読むとすればどの程度の優先度なのかを判断する。この判断が素早くできるよう、伝わる文章では、大事なポイントが30秒で分かる事が必要である。

②詳細もごく短い時間で読める
読み手はできる限り短い時間で文章を読みたいと思っている。短い時間で読めるよう、伝わる文章では、読むべきところと読む必要のないところが、はっきりと分かる事が必要である。

③内容が論理的で説得力を持つ
文章によっては、読み手はその文章から意思決定をしなければならない。意思決定ができるよう、伝わる文章では、明確なロジックとそのロジックに対する納得感(裏付け)が必要である。

超短要約

論理的で分かりやすい文章は、パラグラフという文章単位で構成する。パラグラフを使うと、文章が伝わりやすくなり、速読できるようにもなる。

パラグラフとは、1つのトピックを説明した文の集まりの事である。1つのトピックが1つのパラグラフに対応する。パラグラフは、原則として、1つの要約文と、複数の補足情報の文で構成する。この要約文はパラグラフの先頭に置く。

パラグラフと段落は似ているが、パラグラフは、1トピック限定で、要約文があるところが違う。

パラグラフを使って文章を書くと、伝わりやすく論理的になる。逆に、論理性の求められない文章には、パラグラフを使う必要はない。

パラグラフの最大の特徴は、トピックとレイアウトが対応している事である。トピックとレイアウトが対応すると、伝わる文章になる。パラグラフでは、ロジックの構成単位と、文章のレイアウトの固まりを一致させる。パラグラフを使わずに、文の単位で文章を構成してはならない。

著者 倉島 保美

1961年生まれ。有限会社ロジカルスキル研究所 代表 大学卒業後、NECにて、18年間LSIの設計に従事するかたわら、1992年より英語・日本語のライティング、ディベート、ロジカルシンキング、プレゼンテーションなどの指導を始める。 早稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員、京都大学霊長類研究所非常勤講師などを歴任後、2003年にNEC株式会社を退職。2005年に有限会社ロジカルスキル研究所を設立。 現在、企業研修として、日本語および英語のライティングや論理的思考法、ディベート、プレゼンテーションなどを指導している。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 3分
第1部 なぜ伝わらない、どうすればいい p.13 17分
第2部 パラグラフで書く p.45 74分
第3部 ビジネス実践例 p.185 20分
おわりに p.223 1分

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