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2013/03/08更新

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術

  • 小飼 弾
  • 発刊:2013年2月
  • 総ページ数:207P

127分

1P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

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なぜ読書は必要なのか?

書評ブロガーとして著名な小飼弾氏が、本の読み方、選び方を紹介している。自分の頭で考える思考力を養うために読書は大切であると説く。「時間がない」「お金がない」「何を読んだら良いかわからない」と言い訳して、本を読まないのは損失です。


■読む本は変える
人は読書ですら保守的である。自分が読む本は、同じような系統のものが多くなる。しかし、時には読む本を変える事は重要である。例えば、同じ著者だけ読んでいると、いつの間にか、著者の主観に染まってしまう。これでは自分の頭で考える思考力を養う事ができない。

■ビジネス書ばかり読まない
「小説などのフィクションを読んでもそのまま自分の利益にならないから」という理由で、ビジネス書以外の本を一切読まない人がいる。これは貧しい。何が自分の利益になるのかという事を、自分は全部知ったつもりでいるというのが貧しい。ぜひ小説にも挑戦してみましょう。物語は好みと直感で選んでいい。

■自分の世界を構築する力をつける
よくできた物語は、世界の整合性に関して周到な配慮をしている。物語に没入していくうちに、自分で世界を構築できる事ができるようになる。この能力はどんなところに持っていっても役に立つ。

超短要約

■20代こそ本にお金をつぎ込む
現在の本の価格は、内容の価値に比べれば、実に安いもの。本代につぎ込んだお金は、結局何倍にもなって返ってくる。本を読むと知恵がつく。そして現代における仕事のほとんどは、知恵の良し悪しで値段が決まる。

■読書の効用
本とは、様々な論理の積み重ねから構成されているので、たくさんの本を読めば読むほど、バラエティに富んだ思考パターンが頭に自然と蓄積される。だから何か問題にぶつかったり、うまくいかない事があったりしても、ひねり出せる代案が増える事になる。

大人の仕事の能力とは、いかに適切に引用できるかにかかっている。そのためにはある程度以上の読書量が絶対に必要不可欠である。

■良書の見分け方
「一般名詞的な地味なタイトルに名著が多い」という法則がある。例えば岩波新書で一番の傑作といえば、遠山哲の『数学入門』がその1つ。『数学入門』なんて、本当に真っ平らなタイトルで「焼肉定食」レベル。実はそういう「定食本」が穴である。

もう1つの良書の見分け方は、本の巻末にある刊行年月日を見る事。初版が10年ぐらい前なら、迷わず「買い」。なぜなら10年経ってもまだ絶版になっていないという事だから、もう古典として定着したと見なしていい。

■「本の面白さ」を見分ける方法
「時間の洗礼」に耐えて生き残っているという事は、本当の名作の証拠だといえる。古典を中心に読んでいくというのは、ある意味でハズレを引く確率が少ない、効率的な読書方法である。

翻訳ものなども、土地的なハードルを乗り越えてきた訳なので、それだけで面白いという証明になる。国が違っても「これは売れる」と判断されたという事は、ある程度のお墨付きを得ている。

一方で、古典しか読まないと決めていたら、新作を読む楽しみが味わえない。「絶対に駄作を選んでなるものか」と意固地になるのも不自然な事である。新刊にも果敢に手を伸ばしたい。

■いい書店を選ぶ
「1冊の本との出会いが自分を変える」というのは事実である。どんな本を読むかという判断の積み重ねで、自分という人間が形成されていくので、本を選ぶという作業をおろそかにしてはならない。

アマゾンのオススメをもとに選んでもいいが、幅が広がらない。全然知らない世界の本と知り合うためには、やはり、リアル書店をぶらぶら歩いて探すのが一番いい。だからこそ、しっかりと本を読んで、自分の扱っている商品について詳しい書店員さんのいる店に行く事が大切である。ベストセラーがなぜか前面に押し出されていない、なぜかランキングに載っていない本がプッシュされている、というように品揃えに個性があるかを見る。

著者 小飼 弾

1969年生まれ。プログラマ、書評家、実業家 コンピューターネットワークの構築・機材販売、文書翻訳、コンサルティング業務などを行なう、株式会社ディーエイエヌの代表取締役。書評家としても知られ、アルファブロガーを自認する。オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の元取締役。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 3分
CHAPTER1 だから、僕は本で強くなれた p.15 19分
CHAPTER2 本の読み方を変えれば、自分が変わる p.53 19分
CHAPTER3 本屋を歩けば、見える世界が変わる p.91 19分
CHAPTER4 アウトプットすれば知恵はもっと身につく p.129 18分
CHAPTER5 本当の教養は人生を豊かにする p.165 20分
おわりに p.205 1分

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