今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2013/06/15更新

日本をソーシャルデザインする (idea ink(アイデアインク))

112分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

社会問題を解決するアイデア集 第2弾

「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」を、「ソーシャルデザイン」と呼ぶ。本書は、ウェブマガジン「グリーンズ」の未来をつくるためのグッドアイデア集。様々な社会問題を解決するためのプロジェクトの事例が紹介されています。


■ソーシャルデザインの事例
・思いを込めたファーストシューズを手づくりできる「ウメロイーク」
ベビーシューズブランド「ウメロイーク」は、「手づくりをしたい」という思いを抱いたお母さんたちが誰でも手軽にベビーシューズを作れるキットを制作している。赤ちゃんが初めて足を踏み入れる記念の一足をお母さん自身に手づくりしてもらおう、というアイデアである。

・おばあちゃんと子育てママが共に働ける孫育てグッズの工房「BABAラボ」
BABAラボには、週2日、若いママからおばあちゃんまで多くの女性が集まる。スタッフは登録制で、工房と自宅を自由に行き来して、商品の制作を進める。現在制作中の製品は、小さな子供をふんわり抱く事ができる「抱っこふとん」や、履かせるのが楽なライオン靴下など。約40名のスタッフが、洋裁や編み物など、得意分野を活かして商品を制作している。

超短要約

■自分ごとを見つける
ソーシャルデザインは、その人にしかない問題意識=「自分ごと」から始まる。自分にとってかけがえのないもの、自分が大事にしたい事に出会った瞬間に、あなたにしか描けない物語が生まれる。

では「自分ごと」を見つけるにはどうすればいいのか?

グリーンズが主催する「1DAYマイプロ学校」では社会的な課題を解決していくための「ソーシャルデザイン思考」を体験するため、課題が課せられる。

<ME編>
①時間が経つのも忘れてしまうくらい、熱中していたことは?
②他の人とはちょっと違う得意技は?
③「自分らしい自分」「好きな自分」でいられるのは、何をしている時?

<ISSUE編>
①あなたが今もやもやしている事は?
②あなたが住んでいる街について、「残念だなあ」と思う事は?
③半年後に120%幸せになって欲しい、と思う具体的な人は?

「ISSUE × ME = グッドアイデア」こそ、すべてのソーシャルデザインに共通する公式である。

「工事中から、いいご近所付き合いを」×「ネイルアートが得意」×「職業が建築家」=「いえつく」

「お世話になった仲間に、気軽に感謝を伝えたい」×「ソーシャルメディアが得意」=「giftee」

大切なのは、ちょっとした違和感を大切にすること、心に残るたくさんの原体験を持つこと。その積み重ねから見えてくる一筋の光が「自分ごと」であり、それこそが私達一人ひとりにとっての生きる意味である。

■ビジネスにする
「自分ごと」から始まる「マイプロジェクト」の中には、少しずつ収益化を図り、「マイビジネス」へと成長を遂げるものも少なくない。「価値」を「お金」に変える仕組みが「マイビジネス」の方程式である。

<VALUE編>
①マイプロジェクトを続ける中で、自然と蓄えられる知恵や知識は?
②マイプロジェクトを続ける中で、自然と築かれる人脈は?
③あえて言うなら、あなたは何の専門家?

<MONEY編>
①ロールモデルになりそうな、やってみたい職業は?
②ロールモデルになりそうな、作ってみたいプロダクトは?
③ロールモデルになりそうな、運営してみたいサービスは?

「自転車の修理が得意なホームレスのおっちゃんたち」×「レンタサイクルサービス」=「HUBchari」

「伝統工芸を担う若手の職人の技術とネットワーク」×「ベビー・キッズ用品ブランド」=「aeru」

ビジネスを作る上では、あれもこれも詰め込み過ぎないこと。うまくいっている事例ほど、1つの強いストーリー性を持ち、驚くくらいシンプルな仕組みで運営されている。

著者 グリーンズ

ソーシャルデザインのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」(月間読者数15万人)を中心に、自ら主役となって、ほしい未来をつくるためのムーブメントづくりを行っている。 サプライズがあり、思いやりや愛があり、社会的な課題を一気に解決するグッドアイデア満載のウェブマガジン「greenz.jp」、アイデアとアイデアをつなげるイベント「green drinks」、アイデアをカタチにする学校「green school」、未来のつくり方が分かるブックレーベル「green BOOKS」など、ソーシャルメディアから人と人との出会いの場づくりまで幅広く展開中。 http://greenz.jp/

この本を推薦しているメディア・人物

週刊 ダイヤモンド 2013年 5/25号 [雑誌] 週刊 ダイヤモンド 2013年 5/25号 [雑誌]
丸善・ジュンク堂営業本部 宮野 源太郎

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.7 2分
第1章 身近なところに種がある p.11 21分
第2章 住みたい街をつくる p.57 21分
第3章 ムーブメントのハブになる p.101 20分
第4章 日本から世界に羽ばたく p.143 18分
おわりに p.182 2分

ユーザーのしおりメモ (0)