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2013/06/20更新

嘘の見抜き方 (新潮新書)

  • 若狭 勝
  • 発刊:2013年5月
  • 総ページ数:184P

110分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

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元特捜部検事の嘘を見抜くテクニック

「取り調べのプロ」である元特捜部検事が、26年の経験から得た、嘘を見抜くテクニックを公開。嘘をつく人のセリフや仕草、嘘を暴くための質問など、実践的な方法を紹介しています。


■嘘を見抜くための手順
嘘を嘘と認定するのは難しい。嘘を見抜くには三段階で嘘を解体する。

①嘘に勘づく
②嘘を確かめる
③嘘を断定する

嘘は、明るみに出てしまった要素が多くなるに従って、「範囲」や「つき方」も変わってくる。

ex.「お金など渡していない」→「確かにお金は渡したが、それは賄賂ではない」→「賄賂は一人の秘書に渡しただけで、政治家は知らなかった」

嘘を解体する時には、すでにバレている事は何なのか、隠そうとしている事実は何なのかを整理しながら嘘を見抜いていく必要がある。


■嘘を見抜くための心得
①客観的証拠だけでなく、総合的・合理的に考えた上での「心証」も重視する
②「必ず嘘を見抜いてやる」「絶対騙されない」という気負うと、相手も心を閉ざす
③心を開かせるには対峙するのではなく一定の距離を置く

超短要約

■嘘を暴く方法
①「事実の確定」と「嘘の評価」を混同しない
事実を詳細に確認していき、辻褄が合わない点を追及し、それを指摘する事で、「嘘をついたかどうか」という事も段々と浮き彫りになる。この時、「木」をイメージして追及すると良い。事実の大筋は幹、個々の事象は枝、ディテールは葉をイメージする。1カ所の枝葉を丹念に聞くより、幹や枝葉の間をどんどん飛ぶように質問する方が、相手の供述の綻びを引き出す事ができる。

②事実の積み重ねで嘘を浮き彫りにする
自分の行動の理由や言い訳を話させるのではなく、あくまで事実を確認する。その場その時の状況を1つ1つ確認していく。

③答えを「固定化」する
「そうは言っていない」「そういう意味ではない」などと追及をかわされないように、相手の言った事を細かく聞いて、事実関係や意味を正確に記録しておく。

④「オープンクエスチョン」で尋ねる
クローズドクエスチョンは、答えがYesかNoかに絞られる質問。それに対し「オープンクエスチョン」は、どのように答えるかが相手に委ねられている質問。5W1Hで聞く方式である。オープンクエスチョンは自発的な回答であるため、勘違い、言い間違いなどの弁解を封じ込める効果がある。

⑤「なぜ」と聞かずに根掘り葉掘り聞く
「なぜ」という言葉自体は「あたり」が強く、相手を警戒させる。ストレートに核心を尋ねるのではなく、心理的負担の少なそうな質問を数多く尋ねてみる方が、事実関係を正確に把握する事ができる。

⑥「筋が悪い」ところを疑う
全体としての整合性や合理性こそが嘘を見抜く上での「核」となる。いくら説明がうまくても、常識的におかしい、社会通念とずれている、辻褄が合わない、非合理的だという話には嘘が介在している可能性が高い。

本人の属性、その場の状況、それまでの経緯や背景から合理的、常識的に説明がつかない場合、事実認定において「筋が悪い」と表現する。

⑦同じ質問を繰り返さない
繰り返し同じ質問をするという事は、それが核心に迫る質問だとバラしているようなもの。相手もその質問を警戒し、口を閉ざしてしまう。「この答えは嘘だな」と思っても、あえてその質問は繰り返さず、しばらく時間を置いてから尋ねてみたり、角度を変えて質問してみる。

⑧相手への「疑念」を見せない
相手からすれば、自分の言い分を全く聞こうとしない相手に、本当の事を話そうと思うはずがない。

⑨嘘を言わないで「カマ」をかける
嘘を使って引き出した供述は信用性が認められない。嘘を言わなくても、「相手は自分が嘘をついている証拠を持っている。すでに確信を得ている」と勘違いさせればいい。捜査の記録綴りをペラペラとめくりながら質問すると、証拠がすでに収集されている事を印象づける効果がある。

著者 若狭 勝

1956年生まれ。弁護士 元東京地検特捜部副部長 司法試験合格後、検事に任官。以来、26年にわたり、東京地検特捜部副部長、横浜地検刑事部長、東京地検公安部長などを歴任。2009年に退官し弁護士に転身。ニュース番組等でコメンテーターとしても活躍。

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週刊 ダイヤモンド 2013年 6/8号 [雑誌] 週刊 ダイヤモンド 2013年 6/8号 [雑誌]
作家 佐藤 優

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 人は誰でも嘘をつく p.3 2分
第1章 人が嘘をつく四つの理由 p.15 10分
第2章 嘘を見抜くための心得 p.35 8分
第3章 嘘つきはこのセリフを使う p.51 10分
第4章 仕草から本心を見抜く p.71 10分
第5章 嘘を暴く質問とは p.91 12分
第6章 難しい敵の攻略法 p.117 9分
第7章 自ら真実を語らせるには p.135 7分
第8章 人は気づかぬうちに嘘をつく p.149 9分
第9章 社会は嘘をどう扱うか p.167 9分

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