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2013/07/01更新

ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学

294分

5P

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天才起業家が語る成功哲学とは

ヴァージン・グループ創業者、リチャード・ブランソンが起業家の立場から、その成功哲学を語り尽くす1冊。

16歳で高校を中退した後、雑誌、レコード通販、航空事業、そして宇宙事業へと様々な事業を立ち上げてきた天才起業家から、ビジネスのヒントが得られます。


■ピープル・パワー
優れた人材を見つけ、管理し、インスピレーションを与え、会社にとどまらせること。これは経営者にとって最も重要な課題の1つで、その成否が会社の長期的な成功と成長を大きく左右する。

航空会社間の違いを生み出すのはヒト(乗務員)であり、彼らの乗客に対する態度だ。ヴァージン航空の乗務員はニコニコして、元気が良く、お客様の役に立ちたいと思っている。だからお客様は「またヴァージンを使いたい」と思うわけだ。

ヴァージンの40年以上にわたる繁栄を支えてきたのは、家族的なスピリットだと確信している。あらゆる会社は人材を大切にして、繰り返しその活躍を称える事が必要だ。

事業を立ち上げ、運営していく上で大切なのは、自分のビジョンに忠実であるという自信、他人の話に耳を傾ける能力、そして誰かに仕事を任せる技術だ。長年の経験から学んだ大切な教訓の1つは、自分の弱みを補ってくれるような素晴らしい経営チームで周りを固め、事業を成功に導くのに必要なあらゆるスキルが揃っているようにする事だ。

超短要約

■失敗は成功のもと
ビジネスで成功する方法を学ぶのに一番いいのは、失敗から学ぶ事だ。ヴァージン・グループの企業が長年成功してきた理由の1つとして、スタッフに自分が犯した失敗から学ぶ自由を与えている事がある。ヴァージンは分権化を徹底しているので、各社のチームは自らがオーナーであるかのような裁量を与えられている。この仕組みは会社への忠誠心や献身、イノベーションを大いに促進する。

失敗してもすぐに立ち直る能力というのは、新しい事に挑むベンチャー企業にとっておそらく最も重要な資質といえるだろう。すぐに立ち直る秘訣は、失敗は恐れないだけでなく、むしろモチベーションを高めたり、何かを学ぶためのツールとして生かしたりする事だ。気持ちを常に前向きな行動に結び付けようとする事が大切だ。

ヴァージンが成功を続けてこられたのは「何かがうまくいかなかったら、原因を理解しようと努力し、すぐにやり方を変える」というシンプルな考えがあるからだ。そして、うまくいく方法を見つけたら、それを別の国や業界に持ち込む。

■ブランドを構築する
ビジネススクールでは「本業に特化せよ」というのが常識だ。しかし、ヴァージンはゼロから3つの10億ドル企業を創った。ヴァージン・ブランドは、僕が「心から引かれること」に1つずつ手を出していく中で、徐々に形成されてきた。その原動力は「皆に楽しい時間を過ごしてもらう方法を見つけたい。それも空港など、全くそんな事を期待していない場所で」という思いだった。

ヴァージンの専門分野は非常にはっきりしている。お客様や投資家は、ヴァージンを会社というより、1つのアイデアもしくは哲学だと考えている。カギとなるのはヴァージン・エクスペリエンスであり、あらゆる分野でお客様の期待に添うようなエクスペリエンスを提供し続ける事だ。

ブランドイメージを思い通りにコントロールする唯一の方法は、できる事だけを約束し、その内容プラスアルファを提供する事に全力を尽くす事だ。

■優れた企業文化をつくる
優れた企業文化をつくる方法に「正解」があるとしたら、それは自然発生的に生まれるものだ、という事だろう。1970年に考えていたのは、自分たちが本当に好きな事を、できれば採算の合うようなビジネスにして、楽しくやれればいいな、という事ぐらいだった。

僕らがやった事の中で正解だと思えるのは、計画を立てている段階で、皆で一緒に働くのを楽しんだこと、そして良いアイデアを持っている人は誰でも意思決定に招き入れたことだ。

著者 リチャード・ブランソン

1950年生まれ。ヴァージン・グループ会長 16歳で高校中退後、雑誌『ストゥーデント』を創刊。1970年レコードの通信販売事業を開始、1972年レコード会社のヴァージン・レコードを設立。 1984年ヴァージン・アトランティック航空を創業。その後、ヴァージン・ブランドを活用した事業多角化を進め、鉄道、金融、携帯電話、旅行、飲料、通信、放送、出版、宇宙旅行などの分野に進出。 世界34カ国で事業を展開、従業員5万人、売上高約2兆円のヴァージン・グループを創りあげた。 冒険家としても知られているが、数々の命がけの挑戦は「お金をかけずにヴァージンの知名度を上げるために行った」と本書で語っている。事業を拡大する一方で、エイズ撲滅や地球温暖化防止など社会貢献活動にも力を注ぐ。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 6分
PART1 リスクという名のチャンス p.23 68分
PART2 CEOだって間違えることがある p.141 76分
PART3 パワー・トゥ・ザ・ピープル p.273 71分

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