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2013/09/13更新

新聞では書かない、ミャンマーに世界が押し寄せる30の理由 (講談社プラスアルファ新書)

140分

3P

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ミャンマーには大きなチャンスが転がっている

アウンサンスーチー氏を解放し、民主化へと動き始めたミャンマー。軍事政権下で、鎖国状態だった国が経済制裁の緩和によって、にわかに開国されようとしている。

世界の投資家や企業が押し寄せるミャンマーの現在を紹介している1冊。


■民主化に向かうミャンマー
ミャンマーでは、1974年に誕生したビルマ式社会主義と呼ばれた時代から事実上の鎖国政策をとっていたため、外国からの物資や情報の流入が厳しく制限されていた。特に1997年以降は欧米による経済制裁が科されたため、外資系の企業も続々と撤退し、世界経済から取り残される「冬の時代」が続いていた。一般人は国際電話をかける事もできず、FAXの所持は禁止されていた。テレビや新聞は国営に限られ、すべての出版物は事前に情報局の検閲を受ける事が義務づけられていた。2003年になってインターネットが解禁されたが、「公序良俗に反する」という理由でほとんどのWebサイトはアクセス禁止。電子メールも政府によって検閲されていた。

ところが2008年に憲法が制定され、2011年の総選挙でテインセイン大統領が誕生して、「民主政治への転換」を宣言すると風向きが変わった。アウンサンスーチー氏を解放し、ついにはオバマ大統領のミャンマー訪問をも実現させた。それらは「経済封鎖解除」の号砲だった。

超短要約

■ミャンマーに世界が押し寄せる理由
つい1年半ほど前までは、アメリカをはじめとする西洋の先進諸国は軍政を続けるミャンマーに対して厳しい経済制裁を科していた。ところが2011年3月末に現在のテインセイン大統領が就任し、「民主政治への転換」を宣言すると「潮目」が変わった。アメリカをはじめとする先進諸国は徐々に経済制裁を緩和したことで、「ゴールドラッシュ」さながら、ミャンマーブームが巻き起こった。

世界の有名な投資家は、ミャンマーの将来性を認めており、着々と布石を打っている。投資家のジム・ロジャーズ氏は、今後10年の間、世界で最も有望な投資対象国はミャンマーと北朝鮮だと明言している。

世界がミャンマーに押し寄せるのには、いくつか理由がある。

①あらゆるインフラが欠如しており、大きなビジネスチャンスがある
②「カントリーリスク」が民主化により軽減された
③海外からの観光客、ビジネスマンの急増で、ホテル・観光ビジネスが早い者勝ち
④中国とインド、東南アジアを結ぶ交通の要衝にある
⑤天然ガスや石油、ウラン、宝石など豊富な地下資源がある
⑥6000万人と言われる人口がある

著者 松下 英樹

1964年生まれ。バガン・インベストメントCOO 参議院議員秘書を経て、1999年静岡市にPCスクール運営有限会社オックスクラブ・ドット・コムを設立。2003年ミャンマーICTパークにてMyanma Dot Net を設立、無線ネットワークによるISP(インターネット・サービス・プロバイダ)事業に進出するも、政変によりパートナー企業が政府に接収されてしまったため、閉鎖を余儀なくされる。 その後も、10年間にわたりミャンマーに通い続けて現地での人脈を拡げていった。2013年、ミャンマー初のベンチャーキャピタル、バガン・インベストメント社を設立、取締役執行役員に就任。

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帯
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序章 ミャンマー史上空前の「民主化・ビジネス・ブーム」 p.13 8分
第1章 2013年、ミャンマーで「明治維新」進行中 p.27 17分
第2章 過熱する日本企業のミャンマーブーム p.59 21分
第3章 総選挙に向けて―テインセインとアウンサンスーチー p.97 13分
第4章 ミャンマー人とビジネスを進める「コツ」 p.121 16分
第5章 ミャンマーで有望なビジネス「ベスト5」 p.151 24分
あとがき p.195 5分

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