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2013/09/01更新

そのとき、本が生まれた

229分

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どのようにして本は世界に広がっていったのか

グーテンベルクによる活版印刷の発明以後、どのように本が広まっていったのか。当時、出版の中心地だったヴェネツィアの様子を紹介している。


■本の誕生
1452〜55年にかけて、グーテンベルクがマインツで聖書を印刷した。その後、1457年には最初の本が出版され、1465年にはマインツ以外のドイツの二都市とイタリアに初の印刷所ができた。その後、イタリアに活版印刷術がもたらされ、たちまち普及する。印刷技術を発明したのはドイツ人だが、彼らは本を売るためにヴェネツィアへ向かった。ビジネスを発展させるには、資金が豊富で知識層の多いイタリアを目指さざるを得なかったのだ。

出版事業が成功するには3つの条件が揃っていなければならない。知識層の集中、豊富な資本、高い商業力だ。ヴェネツィアはこれらすべてを満たしていた。ドイツではカトリック教会の擁護のもとに印刷術が生まれたのに対し、ヴェネツィアでは人文主義者のサークルに集まった貴族が資金を出しあった。15世紀末には、ヨーロッパ全体の本の45%は宗教関連の書籍だったが、ヴェネツィアでは26%だった。ヴェネツィアでは出版及び書籍販売を行う大きな会社が多数設立され、時には国際的な取引も行われた。

超短要約

コーラン、タルムード、多言語の書物。医学書に美容書、料理本、楽譜。
すべて、印刷された書物はヴェネツィアから生まれた。

著者 アレッサンドロ・マルツォ マーニョ

週刊誌『ディアーリオ』の海外ニュース担当責任者

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第一章 本の都、ヴェネツィア p.7 22分
第二章 出版界のミケランジェロ、アルド・マヌーツィオ p.35 14分
第三章 世界初のタルムード p.53 12分
第四章 消えたコーラン p.69 19分
第五章 アルメニア語とギリシャ語 p.94 15分
第六章 東方の風 p.114 8分
第七章 世界と戦争 p.124 18分
第八章 楽譜の出版 p.147 13分
第九章 体のケア―医学、美容術、美食学 p.164 15分
第十章 ピエトロ・アレティーノと作家の誕生 p.183 9分
第十一章 衰退、最後の役割、終焉 p.194 19分

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