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2013/09/21更新

クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場 (朝日新書)

178分

4P

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AIの時代がはじまる

グーグルやアップルなどが、開発を進めるAI技術。その可能性と今後のAIの進化について書かれた1冊。AIは、現在のスマートフォンの音声認識から、今後は自動車の自動運転、機械学習するロボットなど、様々な方面に活用されていくとしている。


■AIとは
AI(人工知能)とは、思考や推論、言語能力をはじめ人間が持つ様々な知能を、コンピュータのような機械と、そこに搭載されるソフトウェアによって人工的に実現したものである。

AIは古くて新しい技術である。その研究開発が始まったのは1950年代だが、大型プロジェクトが思うような成果を出せずに終わるなど、長期にわたって冷遇を受けるなどしてきた。しかし、1997年にIBMが開発したAIコンピュータ「ディープ・ブルー」が当時のチェス世界チャンピョンを破った事で、新たな時代が訪れた。かつてのAIは各種のルールでガチガチに固められ、柔軟な適応力が欠けていたのに対し、現在のAIは統計・確率的な手法や脳科学の最新成果を導入する事によって、非常に融通の利く現実的な技術へと生まれ変わった。

超短要約

現在のAIはビッグデータから有益な知見を引き出してくれると同時に、そうしたビッグデータを消化吸収して、さらに高度なものへと進化するという便利な性格を備えている。そこから大量のデータが拡大最生産され、それがまたAIの進化を促すという、無限に続くプラスの循環が生まれる。

今後、AI技術の開発や導入で先行した企業は、次世代のIT産業はおろか、製造業からサービス業、小売業、農業に至るまで、あらゆる産業で大きな影響力をふるうことができる。つまり、クラウド・コンピューティングの次に来るキー・テクノロジーは、実はビッグデータというより、それを処理するためのAI技術なのである。

AIは、テレビや掃除機、自動車、スマートフォンや検索エンジンなどに新たな付加価値を与え、利益率の高い新型商品へと転化してくれる。

著者 小林雅一

1963年生まれ。KDDI総研リサーチフェロー 東京大学大学院理学系研究科を修了後、総合電機メーカーや雑誌記者などを経てボストン大学に留学しマスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 2分
第1章 なぜ今、AIなのか? p.13 25分
第2章 “知性"の正体 p.57 29分
第3章 “知性"の値打ち p.107 38分
第4章 “知性"の陥穽 p.173 41分
おわりに p.245 2分

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