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2013/10/29更新

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

157分

2P

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勝ち続けるために大切なこと

17歳で世界大会に優勝したプロのゲーマーが、勝ち続けるとはどういうことか、勝負において何を大切にすべきか、その勝負哲学を説いています。


■勝ち続けるということの意味
「勝ち続ける」というのは、成長し続けるということ。ある時点での実力差、能力差はその後の成長力で必ず埋められる。だから、実は目先の勝負に勝ったか負けたかは「勝ち続ける」事とは必ずしも一致しない。無残に破れた事でより一層成長が促され、勝ち続ける事ができるケースもある。

格闘ゲームは遅くとも2年ほどでプレーするゲームが入れ替わったり、新しいバージョンに切り替わる。そしてそれまでのルールも、そこにぶら下がっていた技術や知識も、一気に陳腐化する。しかし、勝ち続ける事の意味を知り、成長を続けている人は、最終的には確実に有利になり、誰よりも強いところにまで行き着けるようになる。

あるゲームに負け、反省をし、自分の中に成長があれば、それは勝ち続けられている状態にある。表面的に勝つか負けるかは、より高いレベルの勝負になればなるほど、運に左右される事が多くなる。勝負である以上白星であるに越した事はないが、本当の問題は、それらが連続的に自分の成長につながっているかどうかだ。

超短要約

勝ち続けているかどうかは、中長期的な成長を続けているかどうかによる。目先の勝負に勝つかどうかではない。

勝負の世界は厳しい。勝つために全力を尽くして戦っても、負けてしまう事はある。自分でどう理由をつけて消化しようとも、他人の目には、負けは「負け」としか映らない。それでも、本人が現時点で力を出した事が納得できていて、何かをつかんでいるのであれば、きっと将来の「勝ち」につながる。負けても、勝負を投げた事にはならないからだ。

成長につながっているという満足感があれば、勝ち続けている状態に近づいている事になる。ある勝負をする。もちろん勝ちを目指すけれど、その時点でやるべき事をできていれば、結果は問わない。すると、勝っても負けても必ず得るものがある。成長できる。

本当は勝負の結果ではなく、成長を実感している事が大切である。

著者 梅原 大吾

1981年生まれ。日本人で初めて「プロ・ゲーマー」という職種を築いたプロ格闘ゲーマー 1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。一時ゲームから離れていた3年間で、麻雀の世界でもトップレベルとなる。2010年アメリカの企業とプロ契約を締結。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスが認定される。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 10分
第1章 なぜ勝ち続けることが大切なのか? p.33 17分
第2章 勝ち続ける自分を設定する p.67 22分
第3章 勝ち続ける基礎を固める p.111 22分
第4章 勝ち続ける知識と思考 p.155 27分
第5章 勝ち続けるメンタルの構築法 p.209 20分
あとがき p.250 1分

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