ネット広告代理店オプトの創業者が、これから生き残るために、35歳までに身につけるべき力とは何かを説く。20代のうちに自己投資をしておく大切さが書かれています。
■一人一人が社長になる
「一人一人が社長」
社員一人一人が自らの責任において行動し、判断できる決裁者の組織体こそ最強であると信じる。そのような社員が多ければ多いほど、企業は成長するのが必然である。
これがオプトの「社是=企業哲学」である。自分で考え、自分で行動し、自分で判断し、自分で責任を負う。会社に寄りかかって、言われた事だけをこなす社員ばかりの組織体では、個人の成長も、会社の成長も望めない。
会社組織に所属していたとしても、常に自分を成長させること、新しい価値を生み出すことを意識していれば、たとえ会社が潰れようとも、社会にどんな変化が訪れようとも、自分1人で食べていく事ができる。会社員であるうちに、若い年齢のうちに「一人一人が社長になる」事を前提に考え、行動するための勉強と練習をしておかなければ、本当に「もったいない人生」で終わってしまう。
■ビジネスマンは35歳で一度死ぬ
当社も若い人の採用には積極的だが、35歳を越えると急に慎重になる。35歳までの比較的若い人材にはスキルは求めない。人間性ややる気の方が格段に重要である。知識や経験がなくても教えればいい。しかし、35歳を越えれば、もはや教育フェーズは過ぎている。だから、知識も経験もない人であれば、ポテンシャルがあり、給与も安い、教えやすい若手を選ぶ。だから、35歳までに「自己投資」をすべきである。
著者 鉢嶺 登
1967年生まれ。オプト 代表取締役会長CEO 森ビル株式会社にて3年間勤務の後、26歳で起業。米国で急成長しているダイレクトマーケティング業を日本で展開しようと株式会社オプトを設立。 1999年にeマーケティング事業に特化。2004年にJASDAQに株式公開。
帯 ビジネス・ブレークスルー代表取締役 大前 研一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.4 | 4分 | |
第1章 気づいたら大企業病だった | p.23 | 12分 | |
第2章 35歳までに身につけるべき「7つの力」 | p.51 | 7分 | |
第3章 絶対に“目標を達成する人”の「ゴールをつくる力」 | p.67 | 9分 | |
第4章 「リーダーの力」があれば結果は勝手についてくる! | p.89 | 9分 | |
第5章 人を動かす「伝える力」 | p.109 | 8分 | |
第6章 最良の自己投資法「読書の力」 | p.127 | 9分 | |
第7章 未来のリスクを極限まで減らす知恵「失敗の力」 | p.147 | 9分 | |
第8章 前進するエネルギーを高める「貢献の力」 | p.167 | 6分 | |
第9章 一つ上のステージへ駆け上がるための「肉食の力」 | p.181 | 10分 | |
あとがき | p.205 | 1分 |