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2014/04/08更新

晴れの日に、傘を売る。 waterfront支持率ナンバーワンの傘を生んだ「良品薄利」の経営

  • 林 秀信
  • 発刊:2014年3月
  • 総ページ数:200P

115分

4P

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晴れの日でも傘は売れる

日本の洋傘市場でシェア17%という日本一の傘メーカーの代表が、その経営について語っています。高品質な折り畳み傘を500円で売り出す、良品薄利の経営について書かれています。


■国内洋傘市場シェア1位
『ウォーターフロント』などのブランドを展開するシューズコレクションの傘は、日本国内の洋傘市場で17%のシェアを占めるまでになった。国内の傘の年間販売数は2013年で約1億1100万本。日本の人口に近い本数が「毎年」買われている事になる。

高価で品質が良いものは、世の中にいくらでもある。しかし『ウォーターフロント』は、品質はそのままで、いかに価格を下げられるかに、日々工夫を重ねている。品質は2000円以上なのに価格は500円というわけである。

たとえば、100円の飲料水は、山の上では200〜300円とかで売られている。しかし、山の上でも100円以下の価格で販売できる傘を目指している。

超短要約

傘というのは雨の日に使うものだが、「晴れの日だって売れる」というのをキャッチコピーにしている。多くのメーカー企業が「いまは不景気だからものが売れない」と言うが、不景気だからこそ、安くていいものを探している人は多い。年間を通じて、消費意欲が高まるイベントはたくさんあるし、そう考えれば、傘だって新しい価値を生み出せる。お年賀、バレンタインデー、新入学、敬老の日、結婚式。

豊富なカラーとデザイン、低価格で高品質だからこそ、様々な使い方ができるのが、シューズセレクションの傘である。生活の中でも可能性は広がっていくわけなので、天気は関係ない。晴れていても傘は売れる。

著者 林 秀信

1964年生まれ。シューズセレクション代表取締役社長 飲食店の経営などを経て、1986年に一貫加工生産の洋傘メーカー、シューズセレクション設立。国内有名ブランドのOEM受注生産で得た技術的基盤を背景に、2000年に初の自社商品「SUPER VLE(スーパーバリュー)500」シリーズを展開。 500円・1000円という超低価格の傘で注目を集め、ユニット単位で傘を販売するアソート戦略で販売数を伸ばし続けている。 低価格で高品質な独自商品の開発に力を入れ、携帯電話サイズの5段折り畳み傘や超薄型の折り畳み傘など、国内外で取得した特許等は156件。 従業員35人という少数精鋭の経営で、500アイテム、年間販売本数2000万本、年商39億円、全国シェアは17%(1位)。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 1分
晴れの日でも売れる傘 p.11 24分
傘の黒澤プロダクション p.63 20分
唯一の才能、それが「傘づくり」 p.107 24分
傘のことだけ考えて生きる p.159 16分
おわりに p.194 1分

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