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学歴がなくてもエリートに勝って出世する方法

ごく普通の大学を出て、小さなベンチャー企業に就職した著者が、20代で上場企業2社の役員になるまでに至った人生逆転の方法。


■圧倒的な努力をする事で成功する
日本はやはり学歴社会である。基本的には、偏差値の高い大学を出ていなければ「いい会社」には入る事ができない。高学歴で一流企業に勤めているような人間に勝つためには、マジョリティのやり方の逆を行き、圧倒的に努力し、実地で仕事の経験を積み、自らを鍛えていくしか道はない。

「個」としての目標をしっかりと持ち、圧倒的に努力する。これが基本的な考え方である。誰でも圧倒的な努力を積み重ねる事は可能である。その努力のための条件は「自分はこういう人間になりたい」という確固たる目標を持つという事である。そして、この目標をいったん肚に据えたら、不要な事は一切やらないと覚悟を決める。これだけの事で成功は約束される。

世間の怠け者のほとんどは目標がない。今のままではいけないという事はわかっていても、「こういう人間になりたい」というビジョンが持てず、行動に移せないという人が意外に多い。その原因の1つには、私達が選択肢の多すぎる状態に置かれているという事がある。だからこそ、「なりたい自分」が見つからないという人は、少しでも関心のあるもの1つを選んで実際に行動を起こし、それを絞り込んでいく作業が必要になる。

超短要約

■仕組みを作る側になる
よく「組織の歯車」などという言い方で、会社員を揶揄する事がある。しかし、組織に所属している以上、歯車になるのは当然である。ここで大切なのは「歯車かどうか」ではなく、「自分が大きい歯車として、まわりをまわす側なのか、それとも小さい歯車でまわされている側なのか」である。組織の中でいかに積極的にイニシアチブを握って、仕事の流れをコントロールしていくのかが大切である。

自分の「個」としての目標を確固として持って組織と付き合っていけば、組織に所属したままイニシアチブを握る事は十分にできる。イニシアチブを握るとは、その組織の仕組みや前提を作る側にまわるという事である。誰かの作った仕組みをまわすだけなら、それは単なる作業要員である。そこを勘違いしたままだと成長できない。

仕組みを作る側にまわるのは大変である。しかし、流されるのではなく主体的に働けば充実感も大きいし、なにより自分自身の成長のための学びも大きい。こうした事を続けていけば、会社の仕組みについて一番詳しくなる事ができる。つまり、あなたなしには会社がまわらなくなる。これが、組織においてイニシアチブを握るという事である。

組織において「個」として生きていくためには、仕組みの空白を積極的に見つけて、それを自作していき、自分のポジションを固めていくという攻めの姿勢が大切である。

著者 安井元康

1978年生まれ。経営共創基盤(IGPI) ディレクター 2001年に明治学院大学を卒業後、GDH(現ゴンゾ)に入社。2002年MCJに転職。2004年、同社のIPO実務責任者として東証マザーズへ上場達成後、26歳でCFO(執行役員・経営企画室長)に。 その後、自身の学歴コンプレックスを解消し、同時に自己流の仕事術がどれだけ通用するかを確認するためにケンブリッジ大学大学院へ私費留学。同大でMBAを取得。 その後2007年に経営共創基盤に入社し、4年弱でディレクターに昇進(同社最年少)。 クロスボーダーM&Aを含む各種成長戦略や再生計画の立案・実行などに従事。2008~2010年には、ぴあ(株)財務担当執行役員として同社の事業構造改革等を主導。

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帯
経営共創基盤 代表取締役CEO 冨山 和彦
THE 21 (ザ ニジュウイチ) 2014年 10月号 [雑誌] THE 21 (ザ ニジュウイチ) 2014年 10月号 [雑誌]

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 2分
第1章 「なりたい自分」の見つけ方 p.15 21分
第2章 逆転のための羅針盤 p.51 29分
第3章 逆転のための「会社」とのつきあい方 p.101 37分
第4章 逆転のための「人」とのつきあい方 p.165 18分
第5章 逆転のための勉強法 p.197 22分
終わりに p.235 2分

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