今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2014/07/07更新

儲かる料理経営学 ケチなお店にお客は来ない

100分

1P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

老舗料亭の経営の心得

京都の老舗料亭の主人が、料理とは何か、サービスとは何か、飲食店を経営するにあたっての心得を語った一冊。


■飯屋のおっさん精神を忘れるな
「儲」という字は「信者」と書く。つまり「儲ける」という事は「信者を作る」ということ。「ああ、おいしかった。これで1000円は安いなあ」とお客さんが得した気分になれば、お客さんは儲かったと思い、その店の「信者」になる。逆にお客さんの側に立たないで、売る側の論理でメニューを決め、「この値段で食べろ」と言っても、お客さんは納得しない。お客さんが店の信者になれば、何回も店に足を運び、その結果、お店は「儲かる」のである。

お客さんと店の儲かる比率は、6対4か、7対3にしておかないと難しい。3店舗くらいまで店を増やすと、組織を優先しがちになる。1店の時は個人店主の気持ちだったのが、5店くらいになると「自分は経営者だ」と、意識が変わってしまう。そうなると、本来、お客さんに喜んでもらうために商売の組織を作ったのに、組織を維持するために商売をするようになる。これは本末転倒である。飯屋のおっさん精神を忘れてはいけない。

超短要約

■「No」と言わないのが真のサービス
良いサービスとは、突き詰めて考えるとお客さんに対して「No」と言わない事である。菊乃井では、お客さんの言う事には何事であってもまず「No」と言うのはダメだと教育している。「できない」「だめです」と言っていたら発展性がない。逆に「こうしたら、できるのと違うか」と常に考える方が、何事も良くなる。そういう発想をする事で、新しいモノやサービスが生まれてくる。

■考える事が「料理」の本質
「料理人としてずっと続けてきた事は?」と聞かれたら、その1つとして「本を読む事です」と答える。読む本は料理本に限らない。歴史、民俗学、第1次産業に関する本なども読む。なぜなら、考える事につながるからである。

料理人で一流と呼ばれるにはそれなりの技術が要る。しかし、技術は本質ではない。考える事が本質なのである。考えた事を実現するために技術が必要になるだけ。そのための読書なのである。

料理というのは「理を計り定める」、すなわち「考える」という事なのである。食材を切ったり煮たりするのが「調理」。調理の基を考えるのが「料理」である。だから「料理」と「調理」には天地の差がある。

お客さんを見て、食材を見て「料理」を考えるのである。その人が15歳だとして、その若さで一番喜んでくれるには何が最善かと考える。食材がアイナメだったら、それを甘辛に唐揚げにして卵とじにしたらボリュームがあって喜ぶのではないか、そう考えて薦める事ができるのが料理人である。

著者 村田吉弘

1951年生まれ。和食料亭「菊乃井」三代目主人 京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」二代目の長男として生まれる。大学在学中、フランス料理修行のため渡仏。大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1976年実家に戻り、「菊乃井木屋町店」を開店。1993年菊の井代表取締役に就任。 2012年「現代の名工」「京都府産業功労者」、13年「京都府文化功労賞」を受賞。現在、NPO法人日本料理アカデミー理事長。

この本を推薦しているメディア・人物

ビジネスブックマラソン ビジネスブックマラソン
土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 「儲ける」とは「信者を作る」こと p.11 13分
第2章 世界を目指す和食のあるべき姿 p.43 10分
第3章 若手料理人に送るエール p.69 14分
第4章 ピンチをチャンスに変える思考 p.105 12分
第5章 経営者、そして料理人の矜持とは p.135 11分
第6章 料理人はどんな状況でも情熱と勇気を失わない p.163 14分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫 スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
[Amazonへ]

ユーザーのしおりメモ (1)

近棟健二

料理というのは「理を計り定める」、すなわち「考える」という事なのである。食材を切ったり煮たりするのが「調理」。調理の基を考えるのが「料理」である。だから「料理」と「調理」には天地の差がある。
2014-07-02