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2014/12/24更新

セゾンファクトリー  社員と熱狂する経営

125分

5P

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社員の育てかた、心の磨きかた

1本4000円を超えるような高級ジャムやジュースなどを製造販売しているセゾンファクトリーの経営が紹介されている本。ブランドを築くためには、人づくりこそが大切であるとし、超体育会主義を徹底した人材育成の手法が語られています。


■ブランドづくりは人づくり
想像を超えたおいしさ。30年近く前に食品加工会社セゾンファクトリーを創業してから一貫して追求してきた事だ。セゾンファクトリーという社名は「旬の工場」を意味する。手がけているのは、ジャム、ジュース、ドレッシングをはじめとする瓶詰めの食品が中心となっている。商品化するためには季節ごとに最高の素材を使い、最高の方法によって加工しなければならない。ジュースやジャムの中には1点で4000円を超える商品があり、販売価格は安いわけではない。

おいしさによってブランドを築くのは並大抵の事ではない。「松竹梅」で言う松のさらに上、「松の上」のブランドをつくるためには、それに見合った社員を育成する必要がある。ブランドづくりは人づくりそのものだ。そのためのキーワードが「超体育会主義」だ。「決めた事を全員で全力で取り組む」というのが、セゾンファクトリーが最も大切にしている価値観である。

超短要約

職場には、毎日いろいろな試練がやってくる。だからこそ、ビジネスの場であると同時に人生修行の場でもある。試練を受け止め、そこから学んでいかなければ個人も会社も成長できない。

会社とは「見ていないところで一生懸命働ける社員」がいるところが強い。そのためには、苦しくとも前向きに進む体育会のノリは合致している。スポーツでは日々の取り組みを人生の一部と受け止めて、常に全力で取り組むのが当たり前だ。こうした積み重ねがないと、自己ベストを更新する事はできない。仕事についても、同じ事が言える。会社にとって、社員が自己ベストを出さなければ、これまで以上になる事はできない。だからこそ、一人ひとりが最高の人生を送る事ができるように、全力で仕事に取り組んでもらうべきだ。

著者 齋藤峰彰

1950年生まれ。セゾンファクトリー 代表取締役社長 東京農業大学農学部醸造学科に在学中、経営の苦しくなった父の醤油蔵を手伝うために帰郷。1989年に弟と地元で高級加工食品メーカー、セゾンファクトリーを設立。2008年社長に就任。 セゾンファクトリーは売上高約30億円、全国の百貨店などに約30店を展開している。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
Introduction 「超体育会主義」がブランドづくりの礎 p.7 6分
Chapter 1 クールなブランドを支える熱いハートの人材育成 p.21 22分
Chapter 2 「想像を超えたおいしさ」を生むものづくりの秘密 p.69 20分
Chapter 3 「闘争心」「向上心」が販売力を高める p.113 18分
Chapter 4 「おいしい! 」をマネジメントする発想 p.153 19分
Chapter 5 「食のスーパーブランド」へのヒストリー p.195 12分

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