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2015/04/01更新

日本の長者番付: 戦後億万長者の盛衰 (平凡社新書)

184分

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億万長者の系譜

「高額所得者公示制度」が発表された1948年から、現在に至るまでの億万長者がどのような人物だったのかをまとめた一冊。


■新興成金と炭鉱事業者の時代 1947年〜1953年
1947年:加藤尚 織物販売業/加藤ビル社長
1948年:森脇将光 金貸し/森脇文庫・将光商事社長
1949年:大野富則 皮革業/合名会社大野製皮所代表
1950年:高島末五郎 真珠養殖業
1951年:古谷博美 石炭鉱業/匿名組合沖ノ山炭鉱など
1952年:古谷博美 石炭鉱業
1953年:上田清次郎 石炭鉱業/上田鉱業株式会社代表

この時期の特徴としては、1947〜1950年度までの長者番付トップには戦後のドサクサで一発当てた、いわゆる新興成金が多く、1951〜1952年度までは炭鉱業者、53年度になってやっと巨大企業の創業者が出現し、1954年度以降にそれが主流になっていく。

1947年の貨幣価値は現在のおよそ1/100くらいで、1947年度の長者番付トップの所得額は、現在に換算すればおよそ35億円になる。この時期は超インフレ状態で、8年間で物価は4倍から10倍に跳ね上がっている。

超短要約

『フォーブス 日本版』による日本の億万長者(総資産額)トップは次の通り。

1998年;堤義明 7980億円 西武鉄道会長
1999年:武井保雄 9360億円 武富士会長
2000年:孫正義 2兆800億円 ソフトバンク社長
2001年:武井保雄 9960億円 武富士会長兼社長
2002年:佐治信忠 1兆1180億円 サントリー会長兼社長
2003年:佐治信忠 8520億円 サントリー会長兼社長
2004年:佐治信忠 7590億円 サントリー会長兼社長
2005年:佐治信忠 6380億円 サントリー会長兼社長
2006年:武井保雄 5940億円 武富士元会長
2007年:孫正義 6960億円 ソフトバンク社長
2008年:森章 7500億円 森トラスト社長
2009年:柳井正 6000億円 ファーストリテイリング会長兼社長
2010年:柳井正 9200億円 ファーストリテイリング社長
2011年:孫正義 8100億円 ソフトバンク社長
2012年:柳井正 1兆5500億円 ファーストリテイリング社長
2013年:柳井正 1兆600億円 ファーストリテイリング社長
2014年:孫正義 1兆9700億円 ソフトバンク社長

著者 菊地 浩之

1963年生まれ。会社員 大学卒業後、ソフトウェア会社に入社。企業勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005~2006年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.9 2分
第一章 新興成金と炭鉱業者の時代 1947~1953 p.13 20分
第二章 松下幸之助の時代 1954~1968 p.47 29分
第三章 土地長者の時代1969~1982 p.97 22分
第四章 所得税法の改正 1983~1991 p.135 14分
第五章 再び創業者の時代へ 1992~2004 p.159 21分
終 章 フォーブスの億万長者 1998~2013 p.195 32分
あとがき p.251 3分

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