リクナビなどの既存の採用手法ではなく、ソーシャルメディアを利用した新しい採用手法を様々な事例と共に紹介している本。新卒大量一括採用では、尖った人材を採用できないとし、これからの採用活動のあり方を紹介しています。
■既存の採用手法の制度疲労
現在、多くの企業が採用活動の際に使用するのは、リクナビやマイナビに代表される「就職ナビ」である。多額の掲載費用を「就職ナビ」に支払い、質を問わずに大量の母数を獲得し、長い時間と労力をかけた選考を行っていく。しかし、就職ナビを中心とする「大量にエントリー者を集める」採用活動は制度疲労を起こし始めた。
■既存の採用活動が機能不全に陥った3つの理由
①経済成長の停滞による欲しい人材の変化
今必要なのは、主体性を持って企業や業界にイノベーションを起こせる「少数」の人材である。新卒一括採用による大量生産が非効率となった。
②求職者側のニーズの多様化
就職ナビによる画一化された採用活動だけでは、求職者側のニーズも満たせず、結果として人材のミスマッチが増加した。
③ソーシャルメディアの進化
ソーシャルメディアによって、情報伝達手段が、企業から個人へトップダウン式に一方向に下りてくる時代でなくなった。
就職ナビにのみに依存するのではなく、ソーシャルメディアを併用して、より広い層に情報を届ける工夫をすべきである。イノベーションを起こすためには「厳選採用」にシフトする必要があり、大人数を採用する事に適した就職ナビを利用するだけでは尖った人材に訴求できない。
これまでの採用活動で「常識」だと思われていた手法や形式を疑い、試行錯誤していく姿勢がなければ、「未来の採用活動」の形を見つける事はできないだろう。
著者 宮崎智之
1982年生まれ。フリーライター 大学卒業後、大学受験予備校、地域紙記者、編集プロダクションを経てフリーライターに。若者、社会問題、就職、採用活動、カルチャーなど幅広い分野で執筆活動を展開している。
![]() サイバーエージェント 取締役 人事本部長 曽山 哲人 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 7分 | ![]() |
第1章 リクルート社から知る採用の歴史―現在の採用活動のムダは、どこにあるのか? | p.23 | 39分 | ![]() ![]() |
第2章 21世紀の「つながり採用」とは、なにか―効率的な採用広報をするために、あなたの会社でいますぐできることは? | p.91 | 24分 | ![]() ![]() ![]() |
第3章 ソーシャルグラフを利用して、ミスマッチをふせぐ ―「ウォンテッドリー」という新しい縁故採用のツールとは? | p.133 | 33分 | ![]() ![]() ![]() |
第4章 就職ナビから、完全に移行する―自社でしかできないオリジナルな採用方法とは? | p.191 | 34分 | ![]() ![]() |
第5章 にぶい採用担当者になるな | p.251 | 20分 | ![]() |
あとがき | p.286 | 1分 | ![]() |
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