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2015/07/15更新

なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?

  • 上阪 徹
  • 発刊:2015年5月
  • 総ページ数:277P

178分

1P

  • 古典的
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ローソンの宣伝

40周年を迎えたローソン。最近のコンビニの商品は進化していると、ローソンの商品について紹介されている本。『プレミアムロールケーキ』『MACHI cafe コーヒー』『ブランパン』など、ヒット商品がどのように生まれたのかなどが書かれています。


■ターゲットを変えて、新しい市場をつくる
コンビニで売られている「ロールケーキ」が大きな話題になったのは2010年。コンビニ各社がロールケーキを次々に店頭へと送り込み「ロールケーキ戦争」ともいうべき状態になった。その火付け役こそ、ローソンだった。

当時、ローソンのデザートは、競合に出遅れていた。これを一気に巻き返すべく「Uchicafe SWEEETS」ブランドを立ち上げ、そのキー商品として生み出したのが『プレミアムロールケーキ』だった。デザートを全く新しくするという命題に対し、真っ先に浮かんだのが、ターゲットを変える事だった。コンビニのメイン客はかつては男性だったが、実はコンビニに来る男性のデザートのマーケットよりも、元々デザートは好きだけど、コンビニに来ない女性にターゲットをシフトした方が、マーケットは大きい事に気が付いた。

超短要約

ローソンは2015年3月末現在で、全国に約12000店舗ある。そのほとんどが、独立した経営者や企業が経営をしているフランチャイズ加盟店だ。35〜40坪で、品物は約2800品目。数万品目あるスーパーマーケットと違い、商品はかなりセレクトされて置かれる。また、独自開発のお弁当やお惣菜、パンなどプライベートブランド商品が約4割。毎週火曜日に新商品が投入される。売上高は約2兆円である。

品目がある程度、固定されているのは1000程度。残りの1800品目はどんどん入れ替わっていく。どんなにおいしいものでも、人は飽きる。だから、常に目新しいものを店に品揃えしておく事で、魅力的な売り場を作る。それが最もダイナミックに行われているのがコンビニなのだ。

著者 上阪 徹

1966年生まれ。フリーライター アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、95年よりフリー。 経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍などで幅広く執筆や インタビューを手がけている。 インタビュー集に『プロ論。』シリーズは累計40万部を超えるベストセラーになっている。

この本を推薦しているメディア・人物

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 4分
Chapter1 「驚きのスイーツ」はいかにして生まれたか? p.17 16分
Chapter2 そもそもコンセプトが違う『MACHI caf´eコーヒー』 p.49 15分
Chapter3 実は「保存料ゼロ、合成着色料ゼロ」製造工場の挑戦 p.79 12分
Chapter4 自社出資の農場から野菜を直送「ローソンファーム」 p.103 13分
Chapter5 「健康」に配慮された食品がなにげなく、続々と p.129 13分
Chapter6 「Ponta」データ分析でリアルな消費行動を読み取る p.155 13分
Chapter7 一点集中主義、「これぞローソン」を作りたい p.181 11分
Chapter8 共存共栄を目指す対等なパートナー「FCシステム」 p.203 10分
Chapter9 「お客さまに来ていただくのではなく、お客さまに近づく」 p.223 10分
Chapter10 ローソン誕生四〇周年「一八〇日プロジェクト」 p.243 7分
Chapter11 ローソンは、コンビニはどこに向かうのか? p.257 9分
おわりに p.274 2分

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