環境の変化が激しい世界にあって、変わらない成功のための秘訣とは何か。
結局のところ、成功の秘訣はシンプルであることを説き、我々が何を学ぶべきかを語っている一冊。


■成功するには成功するまで続けること
成功する事は誰でもできる。特にこれからの10年間の生き方次第で、結果が大きく変わる。成功する秘訣はただ1つ、成功するまでやる事だ。続けられない人がたくさんいるのは、続けるための「仕組み」を最初に考えないからである。

意思やモチベーションは誰にとっても、成功とは全く関係ない。やる気は何の意味もなさない。成功する人はまず始めたりしない。継続する「仕組み」を先に考える。

計画（Plan）、実行（Do）、そして結果をフィードバックしていく（See）の「仕組み」を作る。計画・実行・修正をどれだけの回数、どれだけの速さで回すか、物事の習得の仕方はそれだけにかかっている。多くの人には、プランもフィードバックもなく、ただ実行しかない。しかも人生でたった1回、実行してうまくいかなかったら失敗としてやめてしまう。成功する人には失敗という考えがない。だから成功するまで、修正し続ける。

成功には3つのパターンがある。

①快楽を追及すること
②意味を追及すること
③やり続けること

淡々と続けられる人が、一番成功に近い。

著者 山口揚平

1975年生まれ。ブルーマーリンパートナーズ代表取締役 1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業。 企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却。 現在は、コンサルティング会社をはじめ、複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演活動を行っている。慶應義塾高校講師。専門は貨幣論・情報化社会論。