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2015/12/09更新

結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル (ディスカヴァー携書)

212分

4P

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結婚しない独身男性へのマーケティング

「結婚しない」独身一人暮らし男性の価値観や生活意識、結婚観までを調査した本。増え続ける未婚男性の実態に迫り、マーケティングの視点から、彼らの消費へのアプローチ方法について示唆しています。


■結婚しない男たちの増加
男性の生涯未婚率は1990年の5.6%から2010年には20.1%まで急増している。5人に1人の男性は、生涯未婚で終わるという事になる。この傾向は続き、2035年には30%近くまで上昇すると予想されている。

男性の晩婚化や未婚化に関連するニュースで、いつもその原因として挙げられるものに「低年収だから結婚できない」というものがある。実に乱暴な話である。そもそも今より平均初婚年齢が低かった時代、世の男性がみな高収入だった訳ではない。問題は「独身」=「結婚できない人」と直結させてしまう風潮だ。「結婚できない」のではなく「結婚しない」という層がいる事が忘れられている。

独身男性は自分のためにお金を使いたがっている。年代的には30〜40代で顕著だ。家計調査では、独身男性のエンゲル係数が極端に高い事がわかる。食費以外にも、独身男性は女性に比べて自動車関係費、交通・通信費、娯楽サービスの出費が特に多い。逆に、住居や家具、服飾費は、女性ほどお金をかけない。

超短要約

基本的には、自分に対してお金を使いたいソロ男は、こだわりの強い趣味にお金をかけ、普段の食事や飲食にもお金をかけ、一人で旅行にも出かける。お金をかける場面と、節約する時とを分けるメリハリ感覚に優れ、主婦のように厳しく商品を選択する眼も持ち合わせている。一方、一度気に入った商品は一途に支持する傾向が強く、企業にとっては息の長い優良顧客となり得る可能性がある。

著者 荒川 和久

1963年生まれ。博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクト・リーダー 博報堂入社後、自動車・飲料・ビール・食品・化粧品・映画・流通・通販・住宅など、幅広い業種の企業プロモーション業務を担当。プランニングだけではなく、キャラクター開発やアンテナショップ、レストラン運営も手掛ける。 従来、注目されなかった独身男性生活者に着目し、2014年より「博報堂ソロ男プロジェクト」を立ち上げた。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 3分
序 章 増え続けるソロ男 p.17 12分
第1章 ソロ男の意識・行動を分析する p.41 96分
第2章 ソロ男のこだわりの趣味 p.231 17分
第3章 既婚者の中にもいるソロ男 p.265 13分
第4章 ソロ男の消費行動の未来 p.291 19分
おわりに p.329 3分

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