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2015/12/22更新

熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則 (星海社新書)

  • 松山 洋
  • 発刊:2015年10月
  • 総ページ数:224P

168分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
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どうすればゲームクリエイターになれるか

この問いに対して、いつも「簡単ですよ。なると決めればいい。それだけです。」と答える。但し、全てを捧げる覚悟が必要である。ゲームクリエイターになるという目標だけにする必要がある。ほとんどの人がそれができていない。それだけを考えれば、自ずと必要な知識や前準備として最低限必要な技術は見えてくる。

ハードはすべて揃える。話題のゲームは、発売日に買ってその日の内にプレイする。スマホも携帯ゲームも据え置き機も、あらゆる話題作を遊び倒し、「なぜおもしろいのか」を考えて言葉にする。好きな漫画は、雑誌で全て発売日に買って読む。気になった映画は公開日に観に行く。アニメも毎週観る。全てを捧げるとはそういう事である。

この業界にいる人達の多くは、天才でもなければそんな才能もない、「好き」なだけである。好きだから辛い事にも苦しい事にも立ち向かっていける。もし、この世界で本当に「才能」というものがあるとすれば、それは「好きでい続ける事を諦めなかった才能」かもしれない。

エンタメに全てを捧げる

「好きな」人間が集まったクリエイティブの現場であり、その最前線だからこそ、社内では「ネタバレ」という言葉をNGワードにしている。周りの見ていない人は嫌がるかもしれないが、それは見ていないヤツが悪いという事である。

ゲームクリエイターは夢をカタチにする仕事である。だから自分達が、この業界に夢を見ていなければならない。今の業界に夢を持てないなら辞めた方がいい。絶望禁止である。どんなに辛くても苦しくても、SNSの場でくだらない愚痴をつぶやいても駄目である。夢を壊す権利は誰にもない。

そこまでやるかを当り前にする

絶対に「できません」と言わないこと。成功するためにできる事は何でもやること。「NO」と言わないこと。どこからどこまでが仕事で、どこからどこまでがそうでないのかの境界すら曖昧な執念のような仕事の仕方こそが仕事である。ゼロから何かを生み出す仕事には、ここまでやれば十分とか大丈夫とか、そんな保証や約束はない。普通のやり方で常識的にやっていたら、それこそ「その程度」の事しかできない。「そこまでやるか?」が当り前で、「普通の世界」にしなければならない。

開発者はそのタイトルの最後の砦。誰よりもその作品を愛している人間が手がけるべきである。でないと圧倒的不利な状況・逆境を跳ね返すだけのパワーが生まれない。