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2015/12/29更新

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

333分

5P

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脳の記憶のメカニズムと最適な学習法

脳科学の知見をもとに、最も効率のいい最新の記憶法・勉強法を紹介している一冊。
効果的に勉強するためのポイントを解き明かしています。


■覚えるために忘れる理論
忘れる事には大きなメリットがある。その1つが、人間に生れつき備わった、非常に精度の高いスパムフィルターとしての役割だ。余計な情報を忘れるおかげで、脳は大事な事に集中し、求めている情報を思い浮かべる事ができる。

さらに、忘却は学習の定着に一役買ってくれる。一度学習した事に戻ってより深く学ぼうとする時、脳はいくらかの情報を「遮断」しないといけない。多少何かを忘れないと、勉強量を増やしても何も得られない。つまり、トレーニングで筋肉が増えるように、忘れる事で学ぶ量が増える。

このシステムは完璧とはほど遠い。私達は瞬時に様々な事実を完璧に思い出す事ができる。しかし、複雑な事については、思い出すたびに内容が少し変わる。これは忘却のフィルターが、無関係な多くの情報と共に、関係のある情報もいくらか遮断してしまう事が一因にある。どんな記憶も、思い出そうとするたびに脳がアクセスする詳細が必ず変わるので、記憶の内容も変わってしまうのだ。

超短要約

「覚えるために忘れる理論」によると、検索の力が下がる事で、忘れていた事実や記憶を再び見つけた時に、より深い学習を促進する。記憶の検索が困難になるほど、その後の検索と保存の力(学習の力)が高くなる。

著者 ベネディクト・キャリー

『ニューヨーク・タイムズ』紙サイエンスレポーター フリージャーナリストを経て、『ロサンゼルス・タイムズ』紙の記者として脳科学、医療、健康の記事を執筆。2002年にはミズーリ大学ライフスタイル・ジャーナリズム賞を受賞した。 2004年より『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者となり、神経科学、精神医学、神経学、日常の心理学を主なテーマとして活動している。 読者からのメールがもっとも多い人気記者のひとりで、25年にわたって科学と健康の記事を書き続けている。

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帯
東京大学薬学部教授 池谷 裕二
マインドマップ的読書感想文 マインドマップ的読書感想文
smooth
週刊ダイヤモンド 2016年 2/6 号 [雑誌] (儲かる農業) 週刊ダイヤモンド 2016年 2/6 号 [雑誌] (儲かる農業)
花まる学習会代表 高濱 正伸

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 学習マシンとしての脳 p.2 19分
第2章 なぜ脳は忘れるのか p.30 23分
第3章 環境に変化をつける p.64 22分
第4章 勉強時間を分散する p.96 17分
第5章 無知を味方にする p.120 27分
第6章 ひらめきを生む p.160 26分
第7章 創造性を飛躍させる p.198 20分
第8章 反復学習の落とし穴 p.227 24分
第9章 考えないで学ぶ p.262 21分
第10章 眠りながら学ぶ p.292 20分
おわりに p.321 10分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

記憶について―実験心理学への貢献 (1978年) 記憶について―実験心理学への貢献 (1978年)
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偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活 (岩波現代文庫) 偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活 (岩波現代文庫)
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