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2016/03/31更新

影響力の心理~The Power Games~

171分

3P

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人を操るテクニック

科学的に人を暗示にかけて「場を支配する」テクニックを紹介している本。人の行動心理を解説し、いかに人を動かすかという方法が数多く説明されています。


■「繰り返し聞いたこと」が真実になる
私達はしばしば他人の考えに基づいて自分の意見を形成している。すべての事を自分で判断するのは時間がかかりすぎるので「多数派の意見」や「普通の基準」のようなものを最善の意見なのだと信じる。
多数派の意見は、有益だったからこそ今も無意識に使われており、正しいというのは事実だ。問題は専門的な話になった時だ。私達は1つの意見を何人から聞いたか、ほとんど覚えていない。代わりに「どれほど聞き慣れているか」を重要視する。ある特定の意見をしばしば耳にしていると、私達はそれを多数派の意見だと思い込み、その意見を言っているのは誰かという疑問を抱かなくなっていく。

ある意見を多数派の意見だと思わせる事は、何度も繰り返せば、たった1人でもできる。脳にとっては、50人が1回ずつ同じ事を言っても、1人が50回同じ事を言っても変わらない。つまり、人に自分の思惑通りに行動して欲しい時は、できる限り文章や口頭でメッセージを繰り返すべきだ。

超短要約

■人の行動は6つの「基本的欲求」で決まる
人のあらゆる行動は人間の基本的欲求によって動機付けられている。それらの欲求のうち、最も強力なのが「安心感」「権力」「社会的帰属意識」「社会的受容」「性」「コントロール欲求」だ。誰かを説得したい時は、提案が相手の基本的欲求を1つ以上満たすものだと説明するとうまくいく。すべてを満たす必要はないが、より多くの欲求を満たせれば、それだけ説得力も増す。大切なのは「どのように」相手の欲求を満たすかである。

①安心感を揺さぶる(断った場合のリスクを伝える)
②立場や権力で操る
③社会的帰属意識で操る(他人のための行動だと思わせる)
④社会的受容で操る(みんな同じことをしていると伝える)
⑤性的ニュアンスで操る
⑥コントロール欲求で操る(自分の生活を管理できると思わせる)

著者 ヘンリック・フェキセウス

1971年生まれ。作家 10代のころ、マジックが潜在意識下で他人の思考や行動を操作するツールになることに気付き、神経言語プログラミング(NLP)、ヒプノシス(催眠)、演技、マジック、心理学などのコミュニケーション・メンタル技術を次々に学んでいった。 メディア、広告、プロパガンダ、ミーム学による影響の分析へと歩みを進め、著書7冊は国内で累計50万部以上に達している。

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土井 英司
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 4分
第1章 影響力の仕組み―人は、何秒で他人の発言を信用するのか p.14 29分
第2章 言葉の魔術―どうしてあの人の思い通りに事が運ぶのか p.64 26分
第3章 権力のカラクリ―応援されるリーダーはどこが違うのか p.110 41分
第4章 嫉妬と妬みの構造―ライバルからの攻撃をかわす方法 p.182 30分
おわりに p.235 3分

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