大前研一氏によるイノベーションを生み出す思考法を紹介している一冊。0から1を生み出すための11の考え方が解説されています。
■「0から1」を生み出す発想法
①SDF/戦略的自由度
戦略的自由度とは、戦略を立案すべき方向の数の事である。具体的には、ユーザーの目的を満足させる方法をできるだけたくさん抽出し、その中から競争相手が追随できない戦略的に優位になる方策、かつ持続できる方策を講じるという事だ。重要なのは「ユーザーを満足させる」という目的を改めて確認するという事だ。ユーザーが求めている事がわかれば、次にそれを達成するための手段はいくつあるのか洗い出す。その手段の軸に沿って、具体的にできる事は何かを検討して実施する。
②アービトラージ
異なる2つの市場の価格差を利用して利益を得ようとする取引のこと。アービトラージを可能にする条件は情報格差だ。これを利用すればビジネスチャンスがたくさんある。上手に用いて非常に高い値段で売れるマーケットで勝負すれば、その分多くの「サヤ」が抜ける。アービトラージという発想法を鍛えるには、情報に対して貪欲になる事である。さらに業界の常識を疑い、外からものを見る事も重要である。
0から1を創造するためには、次の考え方がある。
①SDF/戦略的自由度
②アービトラージ
③ニュー・コンビネーション
④固定費に対する貢献
⑤デジタル大陸時代の発想
⑥早送りの発想
⑦空いているものを有効利用する発想
⑧中間地点の発想
⑨RTOCS/他人の立場に立つ発想
⑩すべてが意味する事は何?
⑪構想
著者 大前 研一
1943年生まれ。経営コンサルタント、経済評論家、起業家 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、ビジネス・ブレークスルー大学学長。 「平成維新の会」設立以前から、日本国の設計ビジョンを提言。震災後には、ビジネス・ブレークスルーの衛生放送や講演を通じて、日本復興への道程を提言している。
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![]() 土井 英司 |
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 6分 | ![]() ![]() ![]() |
1 SDF/戦略的自由度 | p.20 | 10分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
2 アービトラージ | p.37 | 12分 | ![]() ![]() ![]() |
3 ニュー・コンビネーション | p.56 | 14分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
4 固定費に対する貢献 | p.78 | 13分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
5 デジタル大陸時代の発想 | p.99 | 11分 | ![]() ![]() ![]() |
6 早送りの発送 | p.117 | 7分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
7 空いているものを有効利用する発想 | p.128 | 9分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
8 中間地点の発想 | p.143 | 6分 | ![]() ![]() |
9 RTOCS/他人の立場に立つ発想 | p.153 | 10分 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
10 すべてが意味することは何? | p.169 | 9分 | ![]() ![]() ![]() |
11 構想 | p.184 | 9分 | ![]() ![]() ![]() |
1 感情移入 | p.200 | 7分 | ![]() ![]() ![]() |
2 どんぶりとセグメンテーション | p.211 | 6分 | ![]() ![]() ![]() |
3 時間軸をずらす | p.221 | 7分 | ![]() ![]() ![]() |
4 横展開 | p.232 | 7分 | ![]() ![]() ![]() |
おわりに | p.243 | 6分 | ![]() ![]() ![]() |
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