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2016/07/13更新

新しい幸福論 (岩波新書)

181分

2P

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格差の拡大が日本人の幸福度を下げているのか

日本ではますます格差が拡大していると説き、格差問題について論じる一冊。格差と幸福度の関係について論じ、日本がこの先に幸福な国を築くにはどうすれば良いのかを考えさせます。


■貧困大国日本
日本はアメリカほどではないが、格差拡大中の国である。これらは所得・資産の格差のみならず、教育や職業などの機会の格差、あるいは平等・不平等についても同様なことが言える。

日本の貧困者の数は増加している。この30年弱の間に貧困率が12.0%から16.1%に増加している。ここでの貧困者とは、国民の所得分配上で真ん中にいる人の50%に満たない所得しかない人である。日本の貧困率はアメリカ(17.4%)に次いで高く、ヨーロッパ諸国(6.0〜15.0%)やオーストラリア(14.4%)よりもかなり高い。貧困者の内20〜30%は高齢者であり、生活を支えるのに十分な老齢年金を受けることができない高齢者がかなりいることによる。勤労世帯・子供世帯ともに母子家庭の貧困率は父子家庭の貧困率の2倍前後の高さになっている。

超短要約

成熟経済の下では、大国を目指す必要などない。たとえ「普通の国」であっても、一人ひとりが心豊かで幸せな生活を送ることができれば、国民全員が満足感に溢れた国になれる。

そのためには、国民全員がまず経済的に保障されていることが前提である。高額所得者が多数いる現状では、平均額を下回る人がかなりの数いる。そのためには、労働による収入、年金、奨学金も含めた教育費、医療・介護費用などを、様々な社会政策が支える必要性を考えなければならない。税による再分配政策は、現在のところ弱く、これを見直すことも重要である。

著者 橘木 俊詔

1943年生まれ。京都女子大学客員教授 京都大学名誉教授 専門は労働経済学、公共経済学。

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週刊東洋経済 2016年6月25日号 [雑誌] 週刊東洋経済 2016年6月25日号 [雑誌]

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 ますます深刻化する格差社会 p.1 30分
第2章 格差を是正することは可能か p.51 22分
第3章 脱成長経済への道 p.87 35分
第4章 心豊かで幸せな生活とは p.145 23分
第5章 いま、何をすべきか p.183 16分
おわりに―私が思うこと p.209 8分
あとがき p.223 2分

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