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2017/02/16更新

あなたの人生の意味――先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

540分

5P

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人生の意味とは何か?

「ニューヨーク・タイムズ」のコラムニストが、現代人が忘れている内的成熟の価値と「生きる意味」を根源から問い直した一冊。ビル・ゲイツが年間ベストブックに選んでいる。


■2種類の美徳
人間の美徳には大きく分けて2つの種類がある。1つは履歴書向きの美徳、もう1つは追悼文向きの美徳。前者は、就職戦線において自分を有利にしてくれ、他人から見てわかりやすい成功へと導いてくれるような能力。後者は、葬式の時、集まった人たちの思い出の中で語られる美徳だ。それは人間の核として存在しているものに違いない。大半の人は、明らかに、自分の根本的な人格を磨くことよりも、職業的な成功を目指す生き方を選んでいる。

創世記の天地創造の物語には2つの側面があり、それ故に、私たち人間の本性にも2つの対立する側面がある。「アダムⅠ」は、私たちの中のキャリア志向で、野心的な面。アダムⅠは何かを創り、築き上げること、新たな何かを発見することを望む。そして高い地位と勝利を求める。「アダムⅡ」は心の内に何らかの道徳的資質を持とうとする。内なる自分を晴れやかで曇りのないものにしたい、善き行いをするだけでなく、善き存在であることも求める。アダムⅡは他人に深い愛を注ぐこと、他人への奉仕のために自己を犠牲にすることを欲する。

アダムⅡの論理はアダムⅠの反対だ。それは道徳の論理であり、経済の論理ではない。

超短要約

現代の文化は、人間を、外から目に見える能力や成果で評価する文化である。その文化の下では「忙しいこと」が良いこととされる。そして、誰もが必死になって「自分はこれだけすごいことをしている」と互いに言い合うようになった。人は皆、ただひたすら人の称賛を求める機械のようになっている。自分の人生の価値を、他人に褒められるかどうかでしか判断できなくなっている。こういう文化には大きな問題がある。持てる能力を発揮することは大いに奨励されるが、その反面、道徳心を磨くことを勧める人は皆無に近くなってしまうのだ。自分の人生をどの方向に進めれば意味あるものにできるか、それを判断するには、どうしても道徳心を磨く必要があるはずだが、そのことはほとんど誰も言わない。

著者 デイヴィッド・ブルックス

「ニューヨーク・タイムズ」コラムニスト 「ウォール・ストリート・ジャーナル」「ザ・ウィークリー・スタンダード」「ニューズウィーク」の記者・編集者などを経て、2003年より現職。 PBS、NPR、NBCなどのテレビやラジオ・コメンテーターとしても知られ、イェール大学でも教鞭を執る。 アメリカ芸術科学アカデミー会員。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
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作家 佐藤 優
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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに アダムⅡ p.9 10分
第1章 大きな時代の変化 p.20 19分
第2章 天職―フランシス・パーキンズ p.41 48分
第3章 克己―ドワイト・アイゼンハワー p.94 40分
第4章 闘いの人生―ドロシー・デイ p.138 46分
第5章 自制心―ジョージ・マーシャル p.189 37分
第6章 人間の品位―ランドルフとラスティン p.230 32分
第7章 愛―ジョージ・エリオット p.266 50分
第8章 神の愛―アウグスティヌス p.321 40分
第9章 自己省察―サミュエル・ジョンソンとモンテーニュ p.365 40分
第10章 大きい私 p.409 47分

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