今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2017/04/12更新

「イノベーション大国」次世代への布石

  • 日経BP社
  • 発刊:2017年2月
  • 総ページ数:264P

212分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な
アマゾン詳細ページへ

シンガポールでビジネスを行うということ

シンガポールに進出し、イノベーションを創出することによって、ASEANや世界市場を狙う日本企業16社の取り組みを紹介している一冊。


■イノベーションの実験場
都市国家シンガポールがこれまでやってきたことといえば、先進技術を持つ企業と、優秀な人材を世界中から呼び寄せたということに尽きる。自国になければ海外から持ってくる。そうすることで国内に雇用が生まれ、優秀な人材が育つ。この明快な図式を50年も前から実直に粘り強く続けてきた。その時代その時代のシンガポールの国情に合った産業戦略を立て、海外企業を誘致してきた。そして2000年代、シンガポールが大きく飛躍したのは、国まるごと「イノベーションの実験場」にする戦略を打ち出したからだ。

シンガポールが提供する「実験場」は、事業用スペースや資金、法規制、海外赴任者の居住環境の整備といったハード面、制度面だけではない。売りにしたのは「情報」と「人」と「サービス」だ。アイデアや要素技術を「実証」し、スピーディに「事業化」するためのエコシステムをつくり上げていった。そして今や、シリコンバレーに比肩して語られるほどの「先端ビジネスの発信地」になった。

超短要約

シンガポール政府は、自らが描く「都市の未来図」を実現するための技術と担い手を世界中から募り、プロジェクトを次々に立ち上げて実際に作り上げていく。国の規模は小さいが、世界のショールームを目指すことで、自国の価値を高めていく戦略を取り続けてきた。それがシンガポールの経済成長を支える原動力になっている。

著者 日経BP社

日本経済新聞社の100%子会社。日経ビジネスなどの経営誌、日経トレンディなど生活情報誌に加え、日経アーキテクチュア、日経エレクトロニクス、日経コンピュータ、日経メディカルなど30を超える技術系の専門誌を発行。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
慶應義塾大学名誉教授 竹中 平蔵

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 2分
第1章 なぜ、世界企業はシンガポールを目指すのか p.13 10分
第2章 「スマート国家」シンガポールと協業する日本企業 p.29 8分
第3章 シンガポール発・世界ビジネスに挑む日本企業16 p.41 128分

ユーザーのしおりメモ (0)