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2017/04/26更新

「経営の定石」の失敗学 傾く企業の驚くべき共通点

  • 小林 忍
  • 発刊:2016年12月
  • 総ページ数:323P

233分

10P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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経営の失敗はこうして起きる

あまり語られることのない経営戦略の失敗から、経営戦略のリスクと注意すべき点を紹介している一冊。


■経営の定石の失敗
①経営コックピット
ITを用いて、様々な経営指標数値を端末情報や会議資料として一覧できるようにするもの。経営数字を目に見える形にすることは大切だが、その作り方を誤れば、正しい情報を読み取れない。また、操縦するパイロットの技量にそぐわないコックピットは、パイロットを混乱させる。経営コックピットの失敗の背景には、経営陣のスキル・センスの問題、コックピットを作成するスタッフのスキル・センスの問題、コックピットの利用目的の曖昧さ、コックピット作成の自己目的化といった要因がある。

②俊敏な経営
変化の激しい今日の経営環境においては、迅速に必要な判断をすることは極めて重要である。しかし、「俊敏な経営」は、一歩間違えると、考えることなく直感的に反応したり、どこかの工程を手抜きしたりという「速いだけの経営」に陥る危険性をはらむ。俊敏な経営の失敗の背景には、情報収集から判断までの各プロセスの手を抜く「拙速」を「俊敏」としている、必要な経営インフラが整っていないのに無理に「俊敏」にやろうとする、経営トップに対するチェックが効かないといった要因がある。

超短要約

「経営の定石」を特効薬と信じて、あまり深く考えることなく採り入れることが、会社を傾かせる原因になる。

著者 小林 忍

1963年生まれ。日本電気(NEC) シニアエグゼクティブ 日本銀行、メーカーでの実業経験とアーサー・D・リトル社等におけるコンサルティング業界での経験を併せ持ち、報告書を書くことではなく、実際に顧客企業で変革の動きが出ることを企図したコンサルティングに注力してきた。 特に近年は、大手監査法人系ファームのパートナー(共同経営者)として、著名企業数社の事業再生を中心に活動し、パートナーとしての4年間で約40億円の収益を獲得する等、顧客企業の経営に深く関与して経営破たんの回避、再成長への道筋付け等に尽力した。 現在は、再びメーカーに戻り、NECにて事業開発(M&A戦略の実行推進)を担当。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
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帯2 帯2
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帯3 帯3
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帯5 帯5
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
まえがき p.5 6分
第1章 会社はどのように傾くのか──「経営の定石」10の失敗 p.27 17分
第2章 危険な10の定石──危機の予兆と処方箋 p.57 135分
第3章 失敗を予防する・失敗に対処する p.291 17分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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