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2017/07/12更新

限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択 (朝日新書)

194分

3P

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外国人の受け入れこそが、人口減少への唯一の対応策だ

これから日本の人口は年間100万人近いペースで減少し、2060年には9000万人になる。高齢化も進み、現時点での打開策は、外国人の受け入れ以外にないと説く。


■人口減少は加速度的に進んでいく
現在の日本はまだ人口減少の入口にたったばかりに過ぎない。2015年1年間の日本人の人口減少は27万1834人と過去最大となった。今後、人口減少は恐ろしいほど加速する。人口減少は、2010年代には273万人、20年代には620万人、30年代には820万人、40年代には900万人、50年代には910万人と予測されている。10年の間に1千万人近い人口が減少すれば、単に経済問題を超えて、社会の土台を形成する様々なシステムに影響を与え続ける。あらゆる既存のシステムは見直しを迫られ、日本はすべての面で急速に縮小し、国の仕組みそのものが大きく変わることが予測される。

日本の人口減少の恐ろしいのは、単に総人口が減るだけではなく、高齢者が増加する一方で、若者、子供が急減する点だ。65歳以上の高齢者人口は既に3461万人と、総人口の27.3%となっている。現在では元気な高齢者の活躍が目立つが、80歳を超えれば日々の暮らしに他者の助けを必要とする高齢者が大半だろう。80歳以上の人口は1000万人を超えており、2030年には1571万人にまで増加すると予測されている。

超短要約

人口減少によって、暮らしを支えてきた社会の基盤は次第にやせ細り、地域社会そのものを支えきれなくなりつつある。

人口減少が進む日本の将来を考えれば、移民受け入れという最終手段を早急に議論すべき時にきている。

著者 毛受敏浩

1954年生まれ。日本国際交流センター 執行理事 兵庫県庁に勤務し、現在は日本国際交流センター執行理事。外国人定住政策の専門家。

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帯
作家 堺屋 太一
週刊東洋経済 2017年8/5号 [雑誌](金融大淘汰 10年後、その銀行はあるか) 週刊東洋経済 2017年8/5号 [雑誌](金融大淘汰 10年後、その銀行はあるか)

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.9 2分
第1章 人口減少で日本の風景は一変する p.21 26分
第2章 移民は「タブー」となぜ思うのか p.67 18分
第3章 移民受け入れの成功国・失敗国 p.99 19分
第4章 つぎはぎの外国人受け入れ制度 p.133 15分
第5章 日本に住む外国人の実像 p.159 22分
第6章 迷走する政府の移民政策 p.197 11分
第7章 「限界国家」脱出プラン p.217 29分
おわりに p.267 3分

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