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2018/10/16更新

なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?

209分

4P

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教育は偏差値が重要なのではない

民間公募制で、当時全国最年少の校長として箕面高校に赴任し、4年間の学校経営で数々の実績を出してきた著者の教育改革を紹介している一冊。


■受験対策をしなくても偏差値は上がる
大阪府立箕面高校は、1963年設立の地域4番手の高校である。普通科と国際教養科があり、2014年当時の偏差値は50だった。3年後の2017年には、名門大学を含む海外の30大学に累計36人が合格した。

大阪府立箕面高校は4年間で大きく変わった。箕面高校では特別な受験対策はほとんどしていない。補習補講も一切やめた。夏期講習もない。45分だった1コマの授業時間を50分にする代わりにコマ数を減らし、全体の授業時間を大幅に削減した。

叶えたい未来や夢を達成するために大学に進み、継続的に学び続ける人材を育成する。それが、教育の本質的な目的である。日本においては、目的と手段が逆になり、今や大学入試・合格が目的になってしまった。

大学の実績=高校のランキングではない。子供たちの自尊心を大事に伸ばし、本来あるべき教育の実践を続けた箕面高校の偏差値は60を超えた。

超短要約

アメリカにはアイビーリーグと呼ばれる、トップクラスの名門私立大学が8校ある。こういった大学には、成績が良いだけでは絶対に入れない。ここでは、自分の希少性を上げている人、一般化しないように価値付けをしているかどうかが、何より問われる。

どんな学生が欲しいかといったら「Who You Are」に答えられる人材、極論を言えば、他の誰とも違うクレイジーで変態な人材が欲しいのである。決して交換可能な部品のような人間ではない。

アメリカのトップクラスの大学では、頭が良いのは当たり前のこと。それよりもどういう行動力を持っていて、どういう貢献をして、どういうネットワークを今持っていて、それを今後拡げる可能性をどれぐらい持っているのか。これが海外の大学が生徒たちに求めているものである。

英語が話せる=グローバルな人材ではない、ということを今こそ理解して動く時である。想像をはるかに超える50年後の未来を見据えて、目の前にある世界を舞台に考えて動ける人を今、育てるべきである。

著者 日野田 直彦

1977年生まれ。武蔵野女子学院中学校・高等学校校長 同志社国際中学・高校に入学し、当時の日本の一般的な教育とは一線を画した教育を受ける。同志社大学卒業後、2000年に馬渕教室入社。2008年奈良学園登美ヶ丘中学・高校の立ち上げに携わる。 2014年大阪府の公募等校長制度に応じ、大阪府立箕面高等学校の校長に着任。着任4年で、海外トップ大学への進学者を含め、顕著な結果を出した。 2018年より現職。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
元Google副社長 村上 憲郎
帯2 帯2
元ミネルバ大学日本連絡事務所代表 山本 秀樹

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 7分
第1章 子どもたちが直面する未来 p.23 21分
第2章 箕面高校1年目のチャレンジ p.55 24分
第3章 箕面高校2年目のチャレンジ p.91 33分
第4章 3年目・4年目の箕面高校の変革 p.141 21分
第5章 未来の学校はどうなる? p.173 26分
巻末 本書によせて p.213 28分

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