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2018/10/26更新

「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

422分

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死について考える

「死」について考えることをテーマとした、イェール大学の人気講義をまとめた一冊。なぜ、人は「死」を恐れ、悪いものと見るのか。死とは何かについて、哲学的な視点から語られています。


■死はなぜ悪いのか
死は悪いと誰もが信じている。だが、なぜ死は悪いのか。どうして死が悪いということがありうるのか。そして、もし死が悪いとすれば、私たちは永遠に生きる方が良いのか。

誰かが死ぬと、私たちはその人と交流し続ける機会を失う。それが死の最悪の点だということかもしれない。それは死んだら本人がどのような目に遭うかが問題ではない。死は本人にとっては悪くない。死が悪いのは、後に残された人がつらい思いをするからだ。

死が本人にとってどうして悪いのか。死のどこが悪いのかと言えば、それは、死んだら人生における良いことを享受できなくなる点だ。私たちが死んでさえいなければ人生がもたらしてくれただろうものを享受できないからに他ならない。

超短要約

死は悪いものとなることがあり、それは、生きていれば良いことを経験できる時に死んでしまえば、その良いことを経験できなくなるからだ。だが、全体として人生がもう良いことを提供できなくなったら、つまりもし死ななかったら経験できたはずのことを足し合わせたらプラスではなくマイナスだったとしたら、その時、死ぬのは実は悪いことではなく良いことになる。

死は良いものとなるはずだった人生の一時期を奪う時には悪いものだ。だが、悪いものとなるはずだった将来を奪うなら、実は死は決して悪くはなく、良いものだ。

著者 シェリー・ケーガン

イエール大学哲学教授 ピッツバーグ大学、イリノイ大学を経て、1995年からイエール大学で教鞭を執る。2016年、アメリカ芸術科学アカデミーに選出。 道徳・哲学・倫理の専門家として知られ、「死」をテーマにしたイエール大学での授業は、17年連続で「最高の講義」に選ばれている。また、本授業は2007年にオンラインで無料提供され、大好評を博した。

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1講「死」について考える p.14 19分
第2講 死の本質 p.36 25分
第3講 当事者意識と孤独感――死を巡る2つの主張 p.64 29分
第4講 死はなぜ悪いのか p.97 44分
第5講 不死――可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか? p.147 21分
第6講 死が教える「人生の価値」の測り方 p.171 24分
第7講 私たちが死ぬまでに考えておくべき「死」にまつわる6つの問題 p.198 27分
第8講 死に直面しながら生きる p.229 56分
第9講 自殺 p.293 69分
死についての最終講義 これからを生きる君たちへ p.371 4分

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