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2018/12/13更新

サバイバル決断力―「優柔不断」を乗り越える最強レッスン

154分

3P

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  • ひらめきを助ける
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合理的な意思決定を行うためのメソッド

意思決定のプロセスについて解説し、物事を合理的に決めるためのメソッドを紹介している一冊。優柔不断にならないようにするための考え方が書かれています。


■意思決定できる人とできない人の違い
人は何かを選ぶ時、豊富な選択肢があればその中から最適・最良・最善のものを選ぼうとする。ところが皮肉なことに、選択肢が多くなると選ぶことが困難になり、先に目についたものや推薦されたものを安易に選んだり、決断を先送りしたりする人が出てくる。

世の中にはスパッと意思決定できる人もいれば、なかなか意思決定できない人もいる。その違いは何か。鍵を握るのは「リスクへの姿勢」である。意思決定できる人とは「計算してリスクを取れる人」のことである、意思決定できない人は、その逆で「リスクを取れない人」である。

リスクを取れない人は、「リスクを取らない人」とは違う。リスクを適切に見積もって、それを取るべきではないリスクだと判断し、撤退することも立派な決断である。

超短要約

■5段階フィルターモデル
優れた意思決定を安定的に行える人は、以下の意思決定のサイクルを自身の中に作り上げている。

①メタ判断
・真の問題が何か(目的と定義)を考える
・意思決定自体の必要度・緊急度・重要度・コストを判断する
・質にこだわるか、スピードや合意形成にこだわるかを判断する

②選択肢の生成・絞り込み
・情報を収集し、選択肢をつくる
・選択肢が多い場合、絞り込む

③選択肢の評価
・各々の選択肢に対してリスクを評価する
・結果を予測する

④決断
・リスクを最小にする方策を考える
・集団や組織との関係を考慮する

⑤評価学習
・意思決定のプロセスと結果を評価し、次の意思決定に活かす
・振り返り、反省する

著者 印南 一路

1958年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授 キングジム社外取締役 厚生労働省中央社会保険医療協議会委員 専門は医療政策と意思決定・交渉領域。 大学卒業後、富士銀行(現在のみずほ銀行)、厚生労働省勤務ののち、ハーバード大学行政大学院、シカゴ大学経営大学院で学ぶ。 シカゴ大学経営大学院助教授やスタンフォード大学留学などを経て、2001年より現職。

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帯
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 決断力を磨き、「技」として身につけるために p.5 3分
第1章 決断とは何か p.15 15分
第2章 なぜ日本人には意思決定のトレーニングが必要か p.41 32分
第3章 間違った判断が起きる典型的ケースを知る p.95 20分
第4章 すぐれた意思決定をするための5段階フィルター p.129 20分
第5章 実践!「サバイバル決断力」トレーニング p.163 23分
おわりに 人生の決断から振り返る三つの経験則 p.202 2分

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