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2019/01/11更新

「超」入門 空気の研究 日本人の思考と行動を支配する27の見えない圧力

178分

3P

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日本の組織を拘束する力とは

窮屈な人間関係や同調圧力など、現代社会においても存在する組織の「空気」を研究した著書『「空気」の研究』をわかりやすく解説した一冊。
なぜ、未だに企業などの不祥事が絶えないのか、その根本的な原因がわかります。


■合理的な思考を歪める空気
変われない組織には、なぜか類似する「空気」がある。日本社会に息苦しさを生み出す空気と、個人に自由を許さない共同体原理。『「空気」の研究』の著者、山本七平氏は空気の拘束から脱出するためには、その正体をまず正確に把握すべきだと何度も強調している。

空気には「合理的な思考をゆがめる強力な力」がある。空気が悪影響を及ぼすところでは、公平な意見は遮られ、合理性を基にした判断も差し挟む余地がなくなる。

空気の支配は「この考えに従え」「これを疑うな」「この前提をそのまあ飲み込め」といった強固な圧力を生み出し、日本人を抑圧する。

超短要約

空気が固定化されると、問題解決力は消失する。現実を無視して前提通りにふるまう虚構は、その背後で問題を膨張させ、破綻と悲劇を巨大化させる。空気の打破とは、日本人が知性を回復することであり、豊かな未来を見出すスタートラインとなる。

著者 鈴木 博毅

1972年生まれ。戦略マーケティング・コンサルタント MPS Consulting代表 大学卒業後、貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追求しながら、失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしている。 顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数。

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帯
作家 佐藤 優
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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 今も昔も日本人を支配するもの p.3 6分
第1章 日本を支配する妖怪の正体 p.27 17分
第2章 なぜ日本人は集団だと狂暴になるのか? p.63 14分
第3章 なぜ日本人は感染しやすいのか? p.93 19分
第4章 私たちはこうして思考を乗っ取られる p.133 15分
第5章 なぜ日本人は「常識」に縛られてしまうのか? p.165 17分
第6章 「日本劇場」を操る「何かの力」 p.201 18分
第7章 どうすれば空気を破壊できるのか? p.239 24分
おわりに──空気を超克する新たな時代の創造へ p.289 3分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

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